2022/12/13 ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022 第14節 Day2 本節最終日

●ウメハラ配信

https://twitter.com/CAPCOM_eSports/status/1602619526406967298


 8月に開幕戦、9月から本節がスタートして毎週2回のチーム戦。3ヶ月以上に渡って行われた今年のストリートファイターリーグが、本日ついに終りを迎える。

 今日確定した順位で、1位はグランドファイナル決定。5位まではプレーオフ進出決定。それ以下のチームは残念ながらここで敗退となる。

 実は今日に至るまで、まだ順位とプレーオフ抜けが確定していないチームがあり、それがようやく決まる。シノビが0-40で魚群が40-0を取った場合のみ、プレーオフ進出5位の枠がシノビから魚群に入れ替わる。

 第一試合、DNG対シノビズム。アウェーのDNGはうりょを控えに回した。


 ナウマンルークにヤマグチルークをかぶせ、2-0ナウマン勝利。

 板橋ザンギエフGに藤村ルークをかぶせ、2-1板橋ザンギエフ勝利。

 竹内ジョンコーディーにももちコーディーをかぶせ、3-1ももち勝利。

 延長戦。うりょローズにヤマグチルークをかぶせ、ヤマグチ勝利。


 先に書いた通り、魚群の5位抜け条件には「シノビが0-40で負ける」が含まれている。ルークルークコーディーを擁するチームでホームで全敗はさすがにないだろうと目されてはいたものの、蓋を開けてみると先鋒中堅で2連敗。危険な香りがした。

 裏でマゴが配信で狂喜乱舞していたようだ。

 DNG側はもう順位変動も何もない。背負うものが一切ない。なのに大将ももちは「これに勝たないとシノビのプレーオフがなくなる」という重すぎる荷物を背負って出てきた。それでやるのがジョンとの同キャラ戦という、ホームのはずのももちのほうが条件的には不利、とも言えるところまで追い詰められた。

 ところがももち、チームの重責を負ったときのほうが強い印象がある。オーナー自身が選手を兼ねている由縁なんだろうか。試合終盤にジョンの相打ちKOなどの劇的な展開もあったが、勝利はももちの手に渡った。

 同点なので、延長戦もやる。ここでの追加5点はシノビにはもう関係ないものの、「ローズ対策は自分がいっぱいやってきたんで」と役割をまっとうするためにヤマグチが出て、うりょに勝った。リーグ後半で負けが混んでいたヤマグチが、最後に勝利を得てプレーオフに進むことには、大きな意味があったように見えた。

 裏でマゴが配信で倒れていた。ももちが負けた段階で倒れていた。

 シノビの勝利インタビューで藤村が、「自分の手で魚群を終わらせられなかったのが心残りですね」とマゴに追い打ちしていた。こいつらいつもこんなで好き。


 続いての第二試合、名古屋OJA対魚群。

 魚群はプレーオフ進出の目はもうなくなってしまった。一方で名古屋は、この試合で何点稼ぐかで順位が変わり、プレーオフの有利さが変動する。目指すは2位、もし1セットも取れずに全敗すると4位転落もあり得るようだ。

 アウェーの名古屋はナリ君を控えに回した。


 あきらキャミィにまちゃぼーネカリをかぶせ、2-0まちゃぼー勝利。

 ウメハラガイルにもけラシードをかぶせ、2-1ウメハラ勝利。

 ふ~どポイズンにマゴルークをかぶせ、3-1ふ~ど勝利。


 先鋒戦、まちゃぼーネカリが来たことに戸惑うあきら。トパンガのまちゃぼー10先企画であきらは一度負けており、そのリベンジとばかりにやってみたが、まちゃが強い。あっという間にやられてしまった。

 中堅戦でも意外なピック。もけが来たことに戸惑うウメハラ。「ずっともけってました」と言われるほどに、ガチくん対策でもけとはやったはず。その段階でもけには勝っていたし、ガチくんにも勝ったので、ラシードは今日は来ないと思っていたのに。コーディー対策しかしていないっぽい。

 もけはもけで「ウメハラ信者ごと埋めてやりますよ!」と意気揚々としている。戦ってみるとウメハラの方が不利。これは危ない。1セットも取れずに4位後退の可能性が現実味を帯びてきている。

 インターバルでチームメイトに助言を求めるウメハラ。これは今年のSFLから見られるようになった、チームの話を聞いてみる珍しいウメハラだ。「ラシード戦忘れちゃったんだけど俺どんな動きしてたっけ? バンストもっと撃ってた?」「撃ってました」など話していたらしい。この相談が功を奏して、すぐにラシード戦を思い出してウメハラの勝利。

 大将戦はふ~ど対マゴ。この試合に勝って30点を取らないと、名古屋の2位浮上はない。最後の壁にマゴルークは厚い壁だ。

 ところがこの「最後はマゴが来るだろう」という読みを活かしての、人読み対策スキル変更がおもいっきり刺さった。ふ~どが言うには、かなりマゴ読みをやってきたとのこと。ふ~どはこういう「この読みが通ると思ったらそれで通す」という戦い方が相当うまく感じる。大将戦、ふ~どが勝利。

 名古屋OJAは30点獲得で総合順位2位に。一番いいポジションでプレーオフ進出を決めた。


 本節14節を終えての最終スコアも同時に決まり、参加全選手32名で勝率1位がウメハラに決まったのは恐ろしかった。

 3ヶ月やって、若手も中堅も他に目立つ選手もたくさんいたのに、勝率はウメハラがトップ。リビングレジェンドの風格を見せつけてきた。

 プレーオフの対戦相手もこれで決まった。名古屋対再春館。FAV対シノビ。ガイル同士やルーク同士がぶつかり合うカードになっている。3戦目を見据えると、「どっちが勝っても負けても次にやる相手にガイルorルークがいる」というのは対策が立てやすいかもしれない。特に、下から上がっていってもう一回勝利が絶対必要なFAVとシノビにとっては。グランドファイナル進出のためには目の前の相手に勝ってから、次に必ずガイルを倒さないといけない。

 それにしても名古屋対再春館、チームメイトのここまでの経緯の複雑さを思うと、楽しみなカード。昨年プレーオフ目前の名古屋を落としたのはウメハラふ~どのミルダムビースト組で、でも今年は名古屋の傭兵としてここまで引っ張ってきてくれている。そんなミルダムビーストの仲間であり昨年窮地を何度も救ってくれたYHC-餅は、今年は再春館にいて、彼らがプレーオフでぶつかり合う。

 プレーオフ、12月29日。楽しみ。


●日記

 低気圧が来るのはわかっていたから適度にやり過ごし、仕事をして、あらかじめわかっていた夜のビッグイベントSFLを楽しむ。

 あらかじめわかっていたので対策が立てやすかった。助かるー。

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