2022/11/15 ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022 第10節 Day2

●ウメハラ配信

 しばらくウメハラの個人配信がないままに迎えた、今日のSFL。

 名古屋OJAは上に残るために負けられない試合で、相手のFAVは上に上がるために負けたくない試合。

 状況は違えど大事な試合であることには変わりない両者。更にはその直後のシノビと魚群の戦いも大きく順位に影響してくる、本当に大事な一日。20時よりスタートした。


https://twitter.com/CAPCOM_eSports/status/1592472520762195969


 まずは第一試合、名古屋対FAV。アウェーの名古屋はナリ君を控えに回した。

 以下、アウェー側が出した選手とキャラに、ホーム側がかぶせた選手とキャラ。対戦結果も併せて書いておく。


 ウメハラガイルに鶏めしダルシムをかぶせ、2-0鶏めし勝利。

 あきらキャミィにボンちゃんルークをかぶせ、2-0ボンちゃん勝利。

 ふ~どミカにときどルークをかぶせ、3-2ときど勝利。


 名古屋OJA的には最も起きてはならないことが起きた。全敗、0-40の図式。

 ウメハラは練習でもさんざんサンサーラダルシムと対戦して、かなり攻略の糸口がつかめているように見えたが、鶏めしに1ラウンドすら取れずに完敗。用意してきた技がいちいち嚙み合っていない印象を受けた。

 あきらキャミィはもとよりこのカードには絶望感を抱いていた。それにしては随分と善戦し、勝利の目前まで行ったと思う。だが結果は厳しい。2-0で負け。

 大将戦ではふ~どがミカで構えるという面白い布陣。ときどルークがミカをあっさり沈め、おそらく本命であったポイズンにキャラを変更してふ~どの再戦。トパチャン決勝を思い起こすような取った取られたのシーソーゲームを繰り返した末、ときどが勝利した。

 勝利後インタビューでFAVのメンバーが語っていたが、当初の予定はこのオーダーではなかったという。「ふ~どがミカを置いて大将にいた場合は鶏めしではなくときどが行こう」と、前日ごろに決まったと話していた。直前で相手をずらしたのが全てハマって全勝ルートに乗れたという感じ。

 大将でふ~どミカが待ち構えているという名古屋のオーダーにも、綿密な相談や作戦が見て取れた。どのキャラを出して誰を釣るのか、釣りに来られたらどう対処するのか。両チーム、オーダー発表前の読みあいが複雑になってきている。


 この局面で迎えた第二試合、シノビ対魚群。アウェーのシノビはジョニィを控えに回した。

 ヤマグチルークにマゴルークをかぶせ、2-0マゴ勝利。

 藤村ルークに水派コーディーをかぶせ、2-1藤村勝利。

 ももちコーディーにまちゃぼーベガをかぶせ、3-0ももち勝利。


 ルーク勝率が非常に高いヤマグチルークに、まっすぐかぶせに行くマゴルーク。最初は危うく見えたものの、途中から貫禄勝ちの様相を呈して2-0で勝った。「タイミングおじさん」の称号にふさわしく、戦いの序盤は相手の癖を見て後半はタイミングを合わせて技振りをして勝っているようにも思える。タイミングをずらしてくるウメハラとやりにくそうにしているのも、その辺りに原因があるんだろうか……。

 藤村は「水派には恨みはないけど、魚群にはうるせえやつが二人いるんで勝ちたいと思います」と宣言。これをハメコに伝言された魚群、マゴともけが「誰がうるさいだって!?」「おいうるせーやつって誰だよ!」と騒ぎ出し、チームメイトの水派に「うるさい」とたしなめられていた。魚群コント。

 試合自体は水派の攻めっ気と藤村の渋い匠っぷりがぶつかりあって、面白い戦いだった。リーサルの匠とはよく言ったものだと感じる。藤村の勝利。

 大将戦では、この日のために用意された対策用のキャラ。まちゃぼーベガがももちコーディーにかぶせられた。コーディーはベガがきついというキャラ相性を考慮してピックされた今日のためだけの刺客だったのに、3-0でももちが勝つという、不思議なほどベガの刃が届かない。

 対戦後、まちゃぼーがツイッターで「有利な対戦カードを詰めれば詰めるほど動きが固くて無難になってしまう傾向があり、裏をかかなくなって逆に弱くなるのが自分のよくない部分であり課題」とった反省をツイートしており、言いえて妙だと感じた。

 勝てるかわからない試合のほうが最適解がわからずに動けてそれが通る。今日のように全力で勝つための準備をして有利に立ってしまうと、正解だけを求めて動くので弱くなってしまう。これはSFL全体での「ホームよりアウェーのほうが強い」にもつながる話かもしれない。


 大事な二試合が終わった結果、シノビは260点で3位以下から一個飛び抜けての2位になった。トップのグッパチは310点のため、ここを抜くのは骨が折れるとはいえ、届く距離。

 問題は3位以下のグループだ。3位名古屋230点、4位再春館230点、5位FAV225点、6位魚群225点。プレーオフ進出は5位までなのに、3~6位が5点差内でひしめきあっている。これでシノビも2位から落ちてきたらあまりに混迷を極める。

 次回、金曜日のSFLでは、本日全敗でこの団子状態を引き起こした名古屋と、シノビズムが当たる。名古屋的には勝ったら2位、負けたら6位もありえる戦い。シノビとしても負けたら地獄の5位争いに巻き込まれそうで、絶対に負けたくない。

 面白くなってきた。面白い展開すぎて胃が痛い。選手の心労はとんでもないだろうな。


●日記

 ゲームして働いて観戦して寝る、理想的な一日が送れた。

 まだやれていないことは多い。残念なことも立て続いていて、凹んでもいる。なんとかやっていこうか。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る