第38話
「あああ、疲れた」
玲に何かされたわけではないが、
いつもの食卓よりピリピリとした
空気があり、
何もせず、その場にいるだけで体力が奪われた。
「それに、なんか言ってたし」
『明日跡継ぎになるために
ショーを開くわ、楽しみにしなさい』
「怖くて眠れない、、、、
私一発芸とか持ってないし、、、」
玲ことだ、一発芸とかはしないだろうからその心配は無用か。
その日は結局眠れず、
玲を少し観察してみることにしたが、
この日は手下どもがごろごろいすぎて出来そうになかった。
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