第45話 気持ちいい二度寝

 リビングの掃除やっておくかって思って戻ったら、サオリが仁王立ちで待って居た。


「どうしたんだ?」


「いっくん、昨日部屋で寝てないでしょ。ちゃんと寝ないとダメだよ!」


 そうだけど! なんで知ってんだよ!!


----------------------------------------------------


「なんで………そう思った?」


「リビングのテーブルに食べた後がそのままになってるし、部屋のベッドを使った様子が無かった。それに匂いも………」


 いつもそうだけどなんで、俺の部屋から掃除したいんだよ。っていうか匂いってなんだよ。毎回確認してんのかよ。


「昨日、ちょっと寝落ちしちゃってさ………でも、大丈夫。今、眠くないし」


「とりあえず、掃除機かけたあと、軽くベッドで寝てなさい。勉強の時に眠くなられる方が困るし」


「分かった………とりあえず。掃除機やるからな」


 そう、話し合ってから、コードレスの掃除機で掃除を始める。前はコンセント式だったんだが、面倒な上に古かったんで、親におねだりして買ったんだ。サオリがな!


 そして、手分けして掃除が始まって、リビングが一通り終わりかけた頃、リナが戻ってきた。どうやら、道路の方までやっていたらしい。近所の人と挨拶もしたんだとか。


「次、何する?」


「フローリングワイパーお願いできる? 掃除機だと取りきれないから、ってサオリが言うからさ………俺は変わんないと思うんだけど」


「ママが言うならそうなんじゃない? でどこにあるの?」


「トイレの側にある。場所わかる?」


「あっちね。多分大丈夫」


 そう言って出て言ったので、引き続き掃除を進める事にした。

しばらく、するとリナが戻って来たので、窓側の方から掃除する様に伝えて、次は台所のあたりを掃除していく。シンクの方は後だな………。


 さて、玄関の方をやって、から自分の部屋だな。

そう思って掃除していると、サオリが声をかけてきた。


「布団のあたりと机は掃除しておいたから、後で床やっておいて」


「わかった」


「じゃ、アタシはお風呂掃除しておくから」


「はーい」


 それじゃ、残りの掃除やりますか………。


----------------------------------------------------


 小一時間ほどかけて、やっと終わった。。。掃除って面倒クセェ。

これ、三人でやったからまだ良いけれど。一人でやったら3時間以上かかるんだよな。。。


 汗もちょっとかいたし気持ち悪い。シャワー浴びたい。ので、ちょうど台所のあたりそ掃除してたサオリに声をかける。


「そっちは大丈夫そう? ちょっとシャワー浴びたい」


「いいよ。あとはやっておく」


 そう言ってる姿を改めて眺める。今の服装は、動きやすそうな白のキャミソールにハーフレギンスの上に今はエプロンをしている。掃除をする時に服が汚れるのが嫌だから………にしてもちょっとエロすぎませんかね。特にお尻のあたりが扇情的だ。

これで、お腹周りも出てたら。。。まずい、妄想してしまった。


「じゃ、シャワーしてくる」


  さっさと、シャワーに行こう。

シャワーしつつ、自分の息子を鎮める。。。というか、最近色々ありすぎて抜いてなかった………暴発しないか心配だな………。


 中1の時に、そのあたりの事を知らず夢精してしまったのが思い出されるぜ。しかもその時は、サオリのお母さんの夢を見てしまってたんだ。。。なんで、幼馴染の母親の夢見てんだよ。と当時思ったけれど。


 思い返すと、あれはもしかしたらサオリが成長した姿なのかもしれないな。

そういや、その時の姿より若かったし。きっとそうだよな!

それなら問題ない。人妻NTR(寝取り)なんて望んでないんだ。俺はおかしくない。


 で、リビングに戻ったわけだが。。。なんで、この娘達ソファーで寝てんの?

朝早く起きすぎたんじゃね? しかも、すぐ掃除だったし?


 起こすのもなんだし。動画をこっそり撮って部屋に戻る俺。

動画をスクショして、写真にして、、、とよし。

無防備な女の娘の姿みたら、撮るよね。そりゃ。

なので、パスワード付きで保存してきました。


 部屋に戻って、ベッドで改めて寝よう。1時間くらいでいいかな。タイマーをして横になると。すぐに寝る事が出来た。


----------------------------------------------------


 う………割と寝れた気がする。今何時だ。。。

時計を確認すると、タイマーが鳴る5分前って所だった。

ベッドの上で、軽く柔軟してから起き出す。


 あ、そういや洗濯物干してなかったな。と思いつつ洗面台に向かう。

丁度、サオリ達も起きてたので、声をかける。


「おはよ」


「うん、おはよ。洗濯物干しておいたよ」


「あぁ、忘れてた。ありがとう」


「ジャケットも洗うから、漬置きしておいたよ。夜にでも洗うけど。金曜のうちに漬けて欲しいって、前も言ったよね」


「それも忘れてた」


 サオリにため息つかれてしまった。でも、ジャケットを毎週洗うなんて面倒じゃないか。洗うと確かに汚いから言ってる事は分かるけれど。


「じゃ、勉強するよ。準備して」


 そう言われたので、部屋に戻って勉強道具を取りに行く事にした。

女の娘二人との勉強会なんて、ワクワクするね。


つづく

----------------------------------------------------

あとがき


女の娘、しかも二人との勉強会なんて集中出来る訳ないっ

どうするんでしょうね(すっとぼけ

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る