ある日のこと 13
ここはクリエイティブな物書きと、それをこよなく愛する読者さんが住んでいる国『カクヨーム王国』である。
『カクヨーム王国』では、それぞれのカクヨムさんたちが、それぞれの本屋さんを持っている。その本屋さんでは、なんとその店主のカクヨムさん達が書いたお話のアトラクションに、ほぼほぼ無料で参加できるのであーる。
さてさて、早速今日も
どうやら今日は、昼頃から自分の本屋の隣にある「カキカキルーム」で、いつもの自称連載作家気取りコスプレで新しい物語を書いていたようだ。
――大好きで最近仲良しな、安佐ゆうさんに、「和響さんもいかがですか?600字以上です」と言われたし、やってみようと思ったら、こうなっちゃったんだよね!
「いでよ! 安佐ゆうさんの【二刀流 作者:安佐ゆう】https://kakuyomu.jp/works/16816927861223320551」
――そうそうこれこれ!
目の前に浮かび上がらせたホログラムには、現代の幸せそうな家族の絵が浮かびあがっている。
――これ、まじでこの表紙イラストのどんでん返しがすごすぎる。まさに「穴」にハマった気分だったわぁ。さすが「穴」を書かせたら右に出る者はいない! の安佐ゆうさんだよねぇ。
「最高! 天才か!」
――おっと、声に出てしまった。で、コメントお手紙書いたらお返事で、
『和響さんもいかがですか?600字以上です』
って書いてもらえたんだよねぇ。と、いうことで、何を書こうかなって思ってたところに、aoiaoiさん(https://kakuyomu.jp/users/aoiaoi)が近況ノートで、『愚か』って書いてるのをみて、あぁ、まさに、そうですねって思って。そしたら現実ワールドの友達が、ドンピシャリなタイミングでスマホに、
『祈りのお話、中国語翻訳したい人みつけてきたよー! さらに、タイ語とフィリピン語とパキスタン語も探してくれるって!』
とメッセンジャーでメッセージが来て、マジ最高やん! 嬉しい! って思ったら、閃いて書いちゃったんだよねぇ。人生初の異世界物ジャンルにポチッとして。いやぁ、すごいね! さすがカクヨーム王国一の繁華街を誇るだけあって、すぐに最新話から流れて行っちゃった。えっと、これを書いたんだけどっと。
「いでよ!【普通の専業主婦だけど二刀流で小説書いてる私が初めて異世界ものに挑戦し何がなんでも世界を平和にしたいという「祈り」を込めて王子と座談会する話。だって戦争のない世界を望んでいますと声を大にして言いたいから
作者:和響】https://kakuyomu.jp/works/16816927861246580975」
やっぱ最近の流行をとって長いタイトルだよね! なんて思いつくままに書いてみたらば、なんとタイトルの文字数がギリギリ! そして、ゆうさんに教えてもらった文字数4000文字、ちょうどのお話になったという! まさに奇跡って笑っちゃった。
そんな自分の番宣のコーナだったのか、これは? と少し思った人もいるかもなので、早送りして次を覗いてみよう。どうやら、コメントお手紙のお返事に反応している様子。
――きたきたー! もうこれはさ、安佐ゆうさんの【好きって言いたい! 作者:安佐ゆう】https://kakuyomu.jp/works/1177354054884054049 の「第2話 居酒屋で隣の席が気になる」で紹介されてて、重たい気分を晴らすためにいった先で出会った妄想アトラクションだったんだよね!
「いでよ!【じゃけぇ。 作者:紬 蒼】https://kakuyomu.jp/works/1177354054881893744」
「はふぅ! たまんない! お腹減ってきちゃう! 口の中から食欲という名の露が溢れ出てくる!!」
――はっ! いかんいかん。また独り言が大きすぎた。もうちょっと独り言を気にして生きていかねば、現実ワールドで、変な人認定されてしまうではないか。もうされてるかもだけど。でも、本当このお話、ゆうさんが書いていたように、「居酒屋で焼き鳥を食べながら、広島のお好み焼きで盛り上がる話」なんだよね! それ読んだら一瞬でその焼き鳥屋に飛ばされた感じで! うちのお好み焼きといったら、某有名メーカーのお好み焼きセットを買ってきて、キャベツとネギを刻んで、そんでもって、あとは豚肉と、エビと、たまにイカとお餅とチーズくらいの世界観だったのに! ええ!?? こんなにいろんなものがあるのか! と驚かされて、しまいには、
「私全国お好み焼きツアーに出かけたいーーー!」
――また声に出てしまった。でも、それくらい、ヤバすぎな世界だった! もうどっか旅行したらお好み焼きしか食べちゃいけない呪いにかかりそうなほどに!……げ、現実ワールドでは、もうこれ以上食べちゃいけないやつだし……もっかい、妄想内で、居酒屋気分とお好み焼きを味わってみに行こうかな……。妄想はノンカロリーだし!
*********
こうして彼女は、今日も誰も傷つけることのない平和なカクヨーム王国での日常を楽しんでいる。どうにかして、現実ワールドにこのカクヨーム王国の平和な世界をお届けしたいものだ、と真剣に考えているようである。かなり真剣に、ん? 現実にファンタジーの干渉。現代ファンタジーならそんな話もありよりのありではないか? などと思う今日この頃なのであった。
優しい光に包まれた優しい世界が、現実ワールドにも訪れますように。失われた命と、嘆き悲しむ、全ての世界中の人々へ。そして、愛に満ちた優しい世界になりますように。
祈りを込めて。
――黙祷。
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