第7話 チュートリアル①

「…称号を渡したので、チュートリアルを始めます」


ん、そういえば…あとどれくらいで正式サービス開始なのかな? チュートリアルの前に確認しとかなくちゃ!!


「その前に一つ、確認したいことがあります」

「何でしょうか?」

「正式サービス開始まであとどれくらいか、教えてください」

「承知いたしました、只今ご確認いたします。…リアル時間であと10分ですね。多少急いだ甲斐がありました」

「そうですか、ご確認ありがとうございました。余裕を持ってチュートリアルできそうで良かったです。この調子でいけば正式サービス開始に間に合いそうですし」

「そうですね(苦笑) …それでは仕切り直して。これからチュートリアルを始めます。では、まず「メニューオープン」と言ってメニュー画面を表示してください」

「メニューオープン」


あ、メニュー出た。ステータス以外にインベントリ,詳細設定,掲示板,ログアウトっていうのがある。でも、今はまだ正式サービスが開始していないからか、ステータス以外はグレー表示になってる。


「メニューが表示されましたね。そしたら、まず詳細設定というところをタップして表示してください」


えっ、まずステータスじゃないんだ。


「あの…最初ってステータスじゃないんですか?」

「すみません。最初にこちらを設定させていただく必要があるので、こちらからお願いします。ご了承ください。」


そうなんだ、まぁそれならそれでいっか。


「そうですか、分かりました(ポチッ)」

「詳細設定を開けましたね。それではそこに表示されている各種項目を設定していただきます。まず痛覚設定ですが…(以下略)」


そこからは各種設定項目をシーアさんに説明してもらいながら、次々と設定していった。


「…これで詳細設定の方は完了です。次にステータスの方を先程と同じように開いてください」

「分かりました(ポチッポチッ)」


ホームボタンを押して…メニューのホームに戻ったら、ステータスってところを押す、っと。


「ステータスを開けましたね。ここに表示されているのは、あなたの総合レベル・種族レベル・各種職業レベル,ステータスパラメータ,取得済スキル,称号,各部位の装備です。ステータスパラメータはSTPというポイントを使って、各種パラメータを上昇させることができます。各種パラメータについてご説明しますか?」

「あ、知ってるのでそれは大丈夫です」

「承知いたしました、では続きです。新たにスキルを取得する際には、SKPというポイントを使う必要があります。STP・SKPどちらもレベルアップによって獲得することができます。また、クエストやイベント等で獲得することもあります。なお、スキルについてですが、行動次第ではSKPを消費せずとも自力で獲得することができます。但し、自力で習得するには条件がございます。その他にも隠し要素がございますので、よかったら探してみてください」


へぇ、そうなんだ。そういうのを見つけるのも楽しそう。そういうのを専門にプレイする人もいるんだろうなぁ…。まぁ、私はそういうのに関係なく気ままにやっていようっと。


「分かりました、気が向いたらしてみますね」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

Free World Online ~あなたはこの世界で何をしたい?~ 読書大好き @mahou-daisuki-235689

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ