第2話 管理者 世の為になる(目標)道具開発


 さてと考える、道具~道具ねえどんなものがあれば助かるか・・・


 う~ん・・・・


 ラジコン草刈機?は高いけど売っているよなぁ~

 何だろう?

 意識をネットにつなぐ、ターミナル?

 造れるけど、自分をハブにしてテロを起こされても困るしなぁ~


 定年前はCNC旋盤とフライス盤が欲しかったけど今は考えるだけで作れるから必要ないし・・・

 う~んう~ん唸っていると、


「便秘なの?そんな所でせずにトイレに行ってね」

「・・・・・」


「何か必要そうな道具ってあるかね?」

「う~ん、体調悪くなった時に自動で通報できるような物?」

「ああ確かに、携帯持っていても連絡なんかできなかったしな・・」

「・・・・」


「今蔓延している、病気にかからないような道具?」

「なんか首からぶら下げるカードのやつ?」

「イオンの力でとか言って、セラミックのやつかな?」

「形は何でもいいけど、病気防げるやつ」

「ああそうだな、それはよさそうだ作ってみる」

 まあ、バリアーかな?

 発動する電源が必要だと小型化が面倒だな・・・


 そして、最初のう~ん、う~んに戻る・・・


 バッテリーは重いし、充電が必要だし、体温を電気に変換・・・たいしたものは動かせないな、どこかで見た靴の底で発電も歩きまわっているならいいけど、結局バッテリーが必要だしう~ん、う~ん、再びループ。


 いろいろな物の開発を行っている中、すぐに消えることもなさそうだから子供たちにも知らせていいかと思い立ち、私が「幽霊だけど帰って来た」の連絡が子供たちに回り、皆が家に集まった。


 その時ほんとに実体がないで盛り上がり、あの世について聞かれたが、そんなものは知らんと言ったら、「役に立たない」のお言葉を皆から頂いた。

 完全に輪廻からは外れている存在だから、知らないのかもと納得してもらった。


 家に来るのに、高速に乗って1時間くらいだから、もっと帰ってきて田んぼの手伝いをしろと息子に言ったが、その1時間が意外と大変だと、だからなかなか帰ってこられないと文句を言われプチっと来て、2つの枠を一対として空間をゆがめ直接接続させて通り抜けければ直接目的地に行くことができるゲートを開発した。


 数日後、ゲートを試してもらったら、移動の楽しみがないと文句を言われ、今度は移動中に遊覧できそうな透明パイプを使った交通システム開発にも着手した。

 チューブの中を、透明な座席付きの卵型か・・・いや、丸みを持たせた円柱? カプセルが移動するようにして、他人と相席だと色々問題が起こるから、乗車申請時に必要人数分だけが乗れるタイプを申請して、急ぐ人とゆっくり行きたい人がいるだろうから、やはり申請時におおよその希望時間を指定してもらって・・・遠くに行くのに時間が問題だから途中にゲートを挟んで、時間を調整すると・・こうしておけば大体いろんな需要カバーできるかな?

 のり口も、ゲートにして空いているのり口にグループごと転送すれば、ストーカー対策にもなるかもしれない、うんそうしよう。

 人を運ぶチューブだから、トランスファーチューブで良いか。


 遊びに来ていた孫のゲーム機の電池が無くなり、困って泣きそうな孫を前にふと思いつき、急遽クリスタルのエネルギーを電気に変換するベースキットを作製、出力と形だけ合わせ無限3v乾電池直列2本型パックを作った。

 電池の心配がなくなり、ゲームのやりすぎを心配されたがそんなことは知らん。


 電源の基本キットができたため、一気に開発が進む。

 ベースは、その辺に大量にあるガラスでいいや、イメージ的にはガラス素子の集積化で曇らせて抵抗にして半導体はミラーとハーフミラーで構造作って熱は少し出るけど、電気と違って逆起電力は発生しないからラインの外側をミラーで包めば集積できる、これを積み重ねて各センサーにより魔方陣が起動と、どうせ病気予防やほかの物をブロックするのに弱く常時起動させるからバリアー部分にセンサーを組めばいいか。


 さすがに、指輪にはならないから腕輪か・・・バングルって言うんだっけ。

 これでいいか、物理耐性バリアーと各種バイタルの値を取って危険値になったらシグナルを出す・・・いや、異常になって信号出したって間に合わないと話にならんじゃないか、直接治療用の箱を作ってその中に転送するようにすればぐっと助かる可能性は高くなる。


 せっかく作ったのに、組み直しか・・・いや、最初から機能追加できるようにしておけばいいのか、プログラム言語みたいにメソッド追加しての形で機能ブロックを差し込むようにして、オブジェクティブ?オブジェクトでいいか、入力と出力のポートナンバーだけ共通化すれば、あとは組みなおさなくても機能追加ができる。


 これで良いんじゃないかな。

 とりあえず、オブジェクトバングル完成かな。


 次は転送受け側の、救急ボックス?

 一家に一個救急箱になってしまう、もっとこう・・・・

 何かいいもの・・・

 転送も位置がずれると危なそうだから座標確定させるためボックスを作って・・・液槽にして・・そうそうお風呂みたいな感じで安易だけどメディカルバスで行こう。

 その後奥さんの体調管理や、老化・・ゲフン 普通では治せない機能回復のために体を少し若返らせ再構築する機能も付けた。



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