度肝を抜かれる映画スケールの作品!! その気高さに感銘せよ!

正直、最初拝読したときに小説でこのスケールを描くのが可能なのかと度肝を抜かれました。作者の黒須さんは映画をよくご覧になる方なんですが、その知識がふんだんに生かされた大迫力の作品で、読んでない方にはぜひ一話、とにかく一話をご覧頂きたく思います。そしたらもう虜になるんじゃないかなと。
ほんとうに圧巻の作品です。

一話で展開された黒いオーロラをはじめとする大自然の描写も美しいのですが、要所で登場する動物たちの気高さには息をのみます。神々しさもたたえた野性味あふれる彼らの息遣いはこちらまで聞こえてくるようで、なんて美しいのだろうと感嘆ものでした。お気に入りはヘラジカ、狼もかっこいいよ!

さらにすごいのはここからです。

まさかの爆笑あります。わたし毎度笑ってます。
ハムちゃんがね、禿げあがったおしゃべりするハムちゃんが可愛いのですよ。
「フラフラ~~ フラフラ~~」(えっ?)

迫力あるバトル、スケールの大きな物語、そして切り込んでくるギャグ!!
武器何本持ってんですかΣ(゚Д゚)!!!

黒須さんの作品を読まれたことのない方にもぜひ読んでいただきたいのです。

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