止まっていた時間が動き出したというのか、このために今までがあったんだなと思えるようで……感慨深いものがありました。みんな、苦労なんて言葉じゃ足りないものを乗り越えてきたと思いますので……ひとしおです。
作者からの返信
ありがとうございます。
この最終章の内容はもともと決まっていなくて、四章を書いている時に突然「種」というワードが降ってきて、そこから連想して考えていきました。この話を書く直前まで作者も少女が何者なのか知らずに書いていました。
この「心空」という話をもって、これまで提示してきた謎のほとんどは解消されたと思います。残りの二話は、登場人物たちを労うような意味合いを込めたエピローグとなりそうです。
彷徨い続けた魂が、やっと安らぎに帰着できたのですね。
幾千の魂の歌声の中で、今までのことが昇華されていくような描写が、素晴らしいです。
作者からの返信
ありがとうございます。
高い塔のような場所で幾千の人々の歌声が聴こえる、というイメージが初めに浮かび、それ以外はほとんど何も決めずに書いていった作品です。作品として荒い箇所は多いですが、自分としてはとても好きな作品で、この物語を描けたことに満足しています。
最後までお読みくださってありがとうございました。
私たちがいつか生まれ変わった先にも、きっとまた素晴らしい人生が待っていると思います。そんな想いを込めて。