story mode of another world

『幾星霜にも広がり、』


 アルブルンのプライベートルームから、正式配布されたstorymodeを選択しジブルーンに跳ぶ。


 青くきれいな光が視界を埋め尽くし、それが収まった後は景色が変わっていた。



「キュ!」



「オン!」



 テイムしたラムちゃんとルフくんが仲良さげに並んで出迎えてくれる。



「ひひひ、さしぶり!」



 相も変わらず、体の自由がきかない。


 声もチックみたいになる。


 でも、たぶん、今までの人生で今が一番幸せ。



「いこ!」



「キュ」



「オン!」



 きっと、これを見てくれている人も…


:久しぶりのもぬもふだあああああああああ

:おかえり

瑠璃色イリル:らむさん、このマッドってひと、浮気してましたよ!

:あくそzkせんぽいちっす

:マッドちゃんこっちみて!


 …


 振り返ってカメラに近寄る。


 にっこり笑って手を振ればコメント欄に可愛いとコメントしてくれる人が。


 まだ、私はスタートに立っただけ。


 これからもっと幸せになれる。


 だから。



「まりがと!ね!」



:KAWAII

:ぐぬふ

:うへへへへ

:ア


 この幸せが幾星霜にも広がりますように。



あとがき


 章を始めたばっかりですが大きく分けて第一幕はこれでおしまいです。

 第二幕はストーリーモード…というか、錬金神の作った異世界でのマッドちゃんの活躍とこの話にもある幾星霜にも広がる幸せを書いていこうと思いますよ!

 新作小説、転生魔法幼女は眠怠げに無双する も、よろしくお願いいたします!

 では、次の更新で~


      リディクュ・ルェメント  


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