*解説〈2〉【登場人物】


      〜エルサレム共和国〜



〈【紅】の少年・アリエスカ〉 十八歳 ⇄ 八才

 人類神より【叡智】の力を授けられし、中性的な顔を持つ赤髪の少年。

 笑顔を見せない上に極度の合理主義者であることから、周囲には冷酷な印象として捉えられがち。

神子徒みこと】内では『軍師』を務めており、持ち前の狡猾さと思考力で〈人類存続〉を目論んでいる。



〈【黄】の少女・イリアーラ〉 十六歳 ⇄ 六才。

 人類神より【治癒】の力を授けられし、天真爛漫な金髪少女。

 元気すぎる点や子供っぽさ故の生意気な言動が目立つが、それが転じて良い結果をもたらすことも?

【神子徒】内では『ムードメーカー』を務めており、持ち前の明るさと生命力で〈人類救済〉を夢見ている。



〈【蒼】の青年・ウルヴァイル〉 二十歳 ⇄ 十才。

 人類神より【破壊】の力を授けられし、自由奔放に生きる青髪の青年。

 端正な顔立ちと抜群の身体能力を併せ持つせいか、慢心による単独行動の多さが玉にキズ。

【神子徒】内では『最強』を務めており、持ち前の楽観さと戦闘力で〈人類滅亡〉の危機と対峙する。



〈【紫】の乙女・エイルリーゼ〉 十九歳 ⇄ 九才。

 人類神より【鼓舞】の力を授けられし、才色兼備な菫髪の乙女。

 平等に慈愛を見せる聖人であるが故に、人々からは人類神本人だとよく勘違いされている模様。

【神子徒】内では『保護者』を務めており、持ち前の優しさと外交力で〈人類共存〉の実現を目指している。



〈【灰】の大男・オルトリズ〉 三十歳 ⇄ 二十歳。

 人類神より【創造】の力を授けられし、責任感の強い銀髪の大男。

 最年長たる器の大きさから自然と周りの中心に立たされていることが多いが、何かと損な役回りを押し付けられていることもしばしば。

【神子徒】内では『団長』を務めており、持ち前の器量の良さと率先力で〈人類文明〉の発展を担う。




       〜東ローマ帝国〜


〈女帝・プルケリア〉

【東ローマ帝国】に君臨せし、二代目東方正帝。

 幼き弟の代わりに実権を握った若き皇女であり、大陸中の人々からは『首並べの悪魔』として酷く恐れられている模様。

 

〈執政官・ルフィヌス〉

【東ローマ帝国】の元老院に所属する、執政官。

 恩人である亡き初代東方正帝と、その娘であるプルケリアを崇拝している。

 西ローマのスティリコに対して、強い憎悪を抱き続けているという噂も……。



      〜西ローマ新生王国 〜


〈国王・ホノリウス〉

【西ローマ帝国】に君臨していた、初代西方正帝。

 現在はローマ帝国の枠組みから独立した新たなる国家──【西ローマ新生王国】の初代国王として再び表舞台に姿を現しており、四つの周辺諸国達と共に立ち上げた『西方連合軍』にて、名ばかりのリーダーを務めている。


〈将軍・スティリコ〉

 古くからホノリウスの側近を勤めている、大将軍。

 臆病なホノリウスを幼き頃から近くで補佐し続けている西側の後見人であり、その優れた手腕で再びホノリウスを国王という立場へと返り咲かせた実力者でもある。

 西側からの信頼は非常に厚い一方、東側からは『人類最強の将』として警戒されている。


 

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