第146話 『ポストペット』の話・『スーパーロボット大戦』シリーズの話 その3
143話のコメントで『トロメール』の話が出て思い出したのが『ポストペット』だ。というわけで、忘れないうちに『ポストペット』の話をしたい。
『ポストペット』というのはSo-netが1997年に発売したメールソフトで、ソフト内に暮らす動物のぬいぐるみがメールを運ぶということから、「愛玩メールソフト」とも呼ばれていた。看板キャラクターはピンクのクマの「モモ」である。
当時の私はもちろんメールソフトを使っていたが、友人が『ポストペット』を購入し、メールを送る相手が欲しいということで購入したのだ。パートナーはイヌの「ジョン」を選んだ。
ポストペットを使うためにSo-netの会員にもなったが、しばらくすると友人のブームも終わり、結局ほとんど使用せず終わった。
『ポストペット』の機能の一つに「おやつ」があった。自分のペットやメールを届けに来たペットに与えることができるのだ。この「おやつ」を自作し、他のユーザーに配布するためにネットに上げるのが流行った。フリーソフトで「おやつ」の作成や管理を手伝うものもあった。私も試しに数個作ってみたと記憶している。
なお、『トロメール』は『どこでもいっしょ』のキャラクター、トロのつぶやきが毎日送られてくるメールサービスで、2001年開始、2002年に終了した。
さて、話を『スーパーロボット大戦』シリーズに戻そう。
バンダイの携帯ゲーム機「ワンダースワン」用ソフトとして1999年に発売されたのが『スーパーロボット大戦COMPACT』である。本作にはオリジナル主人公はいなかったが、2000年から2001年に発売された『スーパーロボット大戦COMPACT2』は三部作となり、オリジナル男女主人公が追加された。本作のために「ワンダースワン」を購入したが、外出先でも手軽にスパロボがプレイできるのはありがたかった。
新規参戦作品は『破邪大星ダンガイオー』『忍者戦士飛影』『マシンロボ クロノスの大逆襲』。仲間になるまでNPCとして乱入して撃墜数をかっさらう飛影の無双ぶりや、ピンチシーンに口上付きで登場して見せ場を作る『マシンロボ』の主人公ロムはプレイヤーにインパクトを残した。
2002年にプレイステーション2で発売された『スーパーロボット大戦IMPACT』は本作のリメイク版という位置づけである。隠しシナリオを含めて101話という大ボリューム作品だが、私はプレイしていない。
2003年に発売された『スーパーロボット大戦COMPACT3』は後継機「ワンダースワンカラー」用のソフトだったが、「ワンダースワンカラー」もソフトの出荷数も少なく、入手に苦労した人も多かったようだ。私は運良く発売日に会社近くの量販店で買うことができた。
新規参戦もマイナー作品が多く『魔境伝説アクロバンチ』『天空のエスカフローネ』『ベターマン』『合身戦隊メカンダーロボ』のうち、『ベターマン』以外は本作のみのスパロボ参戦となっているはずだ。
パーマン1号の三輪勝恵がロボットに乗る唯一のアニメ『魔境伝説アクロバンチ』は、いつか声つきで参戦してほしかったが、かなわないうちに三輪さんも亡くなられてしまった。
次回は据え置き機の話に戻る予定だ。
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