第51話・何百もの世界の意思と魔境と悪魔界
「おい、お前らこれは一体どういうことだ?」
そう叫んだ俺の眼下には。何十メートルとありそうなアホほどでかい紫色やら黒色をしている木?に家というか、明らかに悪魔とか吸血鬼が住んでいそうな。巨大かつ色合いも紫や黒やら血みたいな赤をしている城がたくさん、そりゃもう家が建立てある要領で物凄いいっぱい建ててある。
ほんでマンションというか何か空にマンションが浮かんでいる。自分でも意味が分からないがマンションが色合いを悪くして大きさも大きくしてあるけれで形はマンションの形をしている。でも、でも、空に浮いている。どうやって使うのこのマンション、意味が分からない。
更に檻のような紫と黒の塀な町全体を囲っている。
ほんで最後にというかここの空間が完璧に歪んでて恐ろしいまでに闇の魔力に満ち溢れている&死霊が警備兵と書かれた服を着て徘徊している。
・・・・・・
ヤバい、頭が痛くなってきた。
「どうしたのですか、主様、頭をお抱えになって」
眷族もとい俺の頭痛の元凶が心配してくれる。
「いや、これは一体何、何なの俺に一から説明してくれ」
「あ、はい、そういう事でしたら一から説明させていただきます。まず木ですが、こちらは悪魔界にある高級木デモントレインでして」
「待て、待て、待て、悪魔界って何、何それ、怖いというかデモントレインって魔物じゃない、え、どういうこと、まず、その悪魔界を俺に説明してくれ」
「はい、分かりました主様。まずこの世界には確か元々悪魔界と主様がいる人間界と天使界の3つがありましたはず。え、はい、今は少し違うのですけど、で、悪魔界というのは地球が生まれた時から存在して主に戦いを求めて悪魔や鬼や死霊といった悪魔界に住む者たちはずっと戦いに明け暮れている。まあそんな世界です」
うん、あれだな、この鬼多分説明が下手だな、まあ、鬼だし見た目も脳筋って感じでゴツイやつだし、他の鬼か死霊を呼んでもらおう。その方が絶対にスムーズに話が進む。
「いや、よく分からない、お前さては説明が下手だろ、すまないがもっと説明の上手な鬼か死霊を呼んできてくれ」
「すみません主様、確かに私は鬼の中でも説明が下手な方です。私の知る限り最も知識が豊富な鬼を呼んできます。すみませんが少し待ってください」
「分かったよ」
待つこと1分
「主様呼んできました」
そこには鬼というか俳優ですかというぐらいイケメンで肌は小麦色、身長は1メートル90位でカッコイイ着物を着て腰には刀を持っている。角は赤く立派なのが1本。
「主様に呼ばれて参上いたしました。鬼の王様の一人をさせていただいております。鬼王七位・ヨウキと申します」
凄そうなのが来たな、鬼の王様ってまた強そうというか、なんでこんなのが俺の眷族になっているんだ?千鬼死霊大行進ってスキル鬼の王様まで呼び出すの半端ないな。まあ、今は良いそれよりも悪魔界についてそれとこの魔境について説明してもらわなければ。
「主様、そこのノウキから事情はあらかた聞きました。今から主様に悪魔界ひいては今この世界で起きている現状についてのご説明をさせていただきますがよろしいですか」
鬼の王が俺に頭を下げながら話しかけて来る。ちょっとむず痒い。ん、というか、今この世界で起きている現状って言わなかった俺そんな事言ったけ?
ま、いっか、聞いてて損はないだろうし。
「お、おう、じゃあ頼むわ」
「はい、まず、この世界は元々は我ら鬼や悪魔や死霊が住む悪魔界と主様が住む人間界と天使や精霊やエルフが住まう天使界の3つに分かれております。
この3つは全て均等にバランスを保っております。基本的に悪魔界と天使界の仕事というかやっていることと言えば。
悪魔界は人間界から出て来るかなり純度の高い悪の魂を加工して悪魔や死霊や鬼に変化を天使界も同じようにかなり純度の高い正の魂を天使や精霊やエルフに加工ということをやっています。
それと、世界のバランスを崩しかねない要素の強制排除をしていました。有名な例ですと魔女狩りです。あれはとある大悪魔が暴走していろんな女性に悪魔の因子を授けて魔法を使えるようにさせ世界を遊びで破壊しようとしたのを天使界が信託をして魔女を探す力と無効化する力を授けて行ったものです。
そうやって、3つの世界はバランスを保ち平和、まあ、悪魔界はその性質上年中無休で殺しあっていますが。一応平和を保っていました。でも、それは全て崩れてしまいます。そう、あの恐ろしき何百もの世界の意思の登場によって」
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次回
【ダンジョンの秘密】
各国の研究者がひいては世界中の人間が知りたがっていたこの世界のダンジョンの成り立ちが今明かされる。
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少しでも面白いと思って頂けましたらハートや星を頂けると幸いです。
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