前職、勇者やってました。ー王女にも彼女にも振られた元勇者、魔族と戦ってほしいと聖女に請われる。仕方ない、文系大学生の力を見せてやる。ー

第266話 登場人物紹介 【第六章】

『アステリス』

・山本勇輔（やまもとゆうすけ）

　魔術：『我が真銘』

　技：『七色連環剣』

　現状：リーシャの保護者・文系大学生

　シェアハウスでラッキースケベに内心期待していたが、実際は月子の部屋着や湯上り姿にそれどころではなくなった雑魚童貞。

・リーシャ

　魔術：『聖域』

　現状：鍵・聖女・ふしだらです

　シェアハウスで一緒に住むことになった月子とシャーラが少し怖い。実際怖い。　

・カナミ

　魔術：血の盟約（ブラッドロール）

　現状：守護者・ファドル皇国皇女

　所持魔道具：シャイカの眼・フェルガー・アルファニール・タリム

　シェアハウスで一緒に住む英雄が増えた。ついでに勇輔の元カノも増えて内心ぐっちゃぐちゃな一番かわいそうな子。

・タリム

　魔術：混生万化

　現状：カナミの契約者

　第二章『狂気穿つ魔弾』で登場した魔族。捕らえられていたが、今回カナミとの契約を果たし、再び神魔大戦に参加することとなった。魔族としての勝利よりも、自身の目的を優先する。

・イリアル

　魔術：『白輳の翼（スカイドール）』

　現状；守護者・神殿騎士・シスコン

　今回登場なし

・ユネア

　魔術：――（治癒魔術）

　現状：鍵・修霊女

　最後に全てをかっさらっていったロリ（定義は分かれる）。

・メヴィア

　魔術：――（治癒魔術）

　称号：聖癒の座（ヒールサイン）

　現状：鍵・聖女

　キレてる。

・セバス

　魔術：――

　現状：メヴィアの椅子

　今回登場なし

・シャーラ

　魔術：冥開（現在使用不可）

　称号：幽刻の座（ファントム・サイン）・四英雄

　現状：押しかけ妻・元冥府の花嫁・月子の師匠

　シェアハウスに関しては、別に自分の部屋はいらないから勇輔と同じでいい。

・コウガルゥ

　魔術：――

　称号：狂獣・四英雄

　現状：突然の登場

　勇輔やエリスたちと旅をした勇者パーティーの一人。モテるが、その分女癖は悪い。

　初登場は第一章３１話。約四年ぶり。

『対魔官』

・伊澄月子（いすみつきこ）

　魔術：――（金雷の発生と操作）

　現状：勇輔の元カノ・第二位階対魔官・シャーラの弟子

　所持魔道具：金雷槍

　シェアハウスで実は死ぬほど緊張している。よく考えなくとも、元恋人がたくさんの女の子と一緒に暮らしているところに突っ込むとか、拷問に近い。

・加賀見綾香（かがみあやか）

　魔術：波動

　現状：苦労人・第三位階対魔官

　所持魔道具：浸千（実家置き、使用時は父とプロレス不可避）

　しゃちく。

・土御門晴凛（つちみかどせいりん）

　魔術：――

　現状：第一位階対魔官・スパイ

　対魔官であり、新世界（トライオーダー）の一員。しかし新世界（トライオーダー）の在り方に魔術師として疑問を抱いており、反旗を翻す機会を狙っていた。飄々としてつかみどころのない、うさんくさい男。第三章『鬼気迫る金雷』において、月子の力を試すために鬼を解放した。

・四辻千里（よつつじせんり）

　魔術：――

　現状：晴凛の式神・僕っ娘・ケモ耳

　たった一人で僕っ娘属性、ケモノ属性、ぽんこつ属性を網羅する少女。その実体は化け猫であり、過去に晴凛と契約した式神の一体。人間社会での生活が長く、人への変化はお手の物。今回の章において、地球の魔術に精通している利点をいかし、シキンの正体を看破した。

・伊澄天涯（いすみてんがい）

　魔術：――

　現状：伊澄家当主・元第一位階対魔官

　月子の実家、伊澄家の当主。未だ対魔特戦部には強い影響を持つ。

・伊澄甘楽（いすみかんら）

　おばあちゃん。

『新世界（トライオーダー）』

・櫛名命（くしなみこと）

　魔術：『不平等（サイドコスト）』

　ぼっち

・シキン

　魔術：無窮錬

　称号：導書（グリモワール）

　新世界（トライオーダー）の幹部、導書（グリモワール）の一人。千年間を生きた魔術師であり、その実力は規格外。『無窮錬』は積み重ねた修練を全て自分の力とするものであり、言ってしまえば、現実世界で一人だけRPGをしているようなもの。努力は裏切らない、を体現した魔術。そのベースとなった魔術は、仙道の修練である。過去、飢饉で家族を失い、自己暗示によって仙道の修練を『無窮錬』に変化させた。

『大学』

・金剛総司（こんごうそうじ）

　登場回数、一話。

・松田宗徳（まつだむねのり）

　登場回数、一話。

・陽向紫（ひなたゆかり）

　登場回数、一話。

――後書き――

　秋道通です。第六章『夢幻嗤う超越者』、お読みいただきありがとうございました。九月からスタートし、冬休みの毎日投稿フェスティバルによって何とか完結することが叶いました。それもこれも、普段から読んでくださる皆さんのおかげです。

　この章では、新たな敵『新世界（トライオーダー）』の存在が明確となり、神魔大戦も単純な二つの陣営の対立ではなくなってきました。これから先物語がどのように転ぶのか、楽しみに待っていただければ幸いです。

　勇輔たちも、一つ屋根の下で暮らすことになり、それぞれ変化がありました。

　個人的には、土御門晴凛やタリム、そしてコウガルゥといった過去登場していた人物たちが参戦したことがうれしかったです。

　初めは書いていて、こんなに戦闘シーンは長くならない予定だったのですが、気付いたら半分以上戦っているという事態に頭を抱えました。

　更新も遅い中、読んでくださり本当にありがとうございました。

　作者から一つだけお願いしたいことがあります。こちらの作品は『小説家になろう』様、『カクヨム』様で投稿させていただいておりますが、よろしければ感想や評価をいただけると大変励みになります。感想は返信する時間があるなら書いた方がよかろうと思い、できておりませんが、何十回と読ませていただいております。

　大変不躾（ぶしつけ）なお願いではありますが、私の尻を叩く気持ちでよろしくお願いいたします。多少早くなるかもしれません。

　次章は早めに始めたいと思いますが、またしばらくお時間をいただきます。閑話などは投稿していきますので、まったりとお付き合いください。

――次章予告――

　突如現れたコウガルゥからもたらされる、過去の真実。エリスの言葉に隠された不条理な現実が、突きつけられる。

　その裏で蠢（うごめ）く、新世界（トライオーダー）の暗躍。

　そしてついに、ヒロインたちが本格的に動き出す。

　山本勇輔は過去の因縁、今のつながりと改めて向き合い、何を大切にし、何に手を伸ばすのか。

　第七章『双方想（ふたかたおも）う恋獄無双（れんごくむそう）』