八十八 翠令、姫宮の凱旋に従う(二)

 「姫宮! 翠令殿!」


 乳母が船の後ろから声を上げて近づいて来た。二人とも揃ってそちらを振り向く。


「どうしたの、乳母?」


「小舟が近寄ってきて菓子を差し入れて来たんですがね。その中にとっても素敵なお文があって、どうやら姫宮に当てたものらしいのですよ。ほら」


 乳母が「なんてお見事な御手蹟かと、私感動してしまって……」と上ずった声を出しながら文を差し出す。


 姫宮がそれを手に取り、乳母と翠令にも見えるようにしながら広げられた。確かに、紙そのものは粗末であるのに、上品で洗練された文字が端然と連なるそれは、ただの落書きなどではないことが一目でわかる。真名の楷書であるのに柔らかく流れるような筆の運びに、書き手の趣味の高さが滲み出る。


 ただ、内容は……。姫宮がおっしゃった。


「このお手紙……私に用事があるのは……白狼よね?」


 姫宮のご質問に翠令がお答え申し上げる。


「白狼が口で喋ったことを、おそらく一緒におられる竹の宮の姫君が筆記なさったものでしょう」


 乳母が指さす。


「あらまあ。もうちょっといった先の州浜となっているところで、姫宮を待つって書いてありますわね?」


「どうなさいますか? 姫宮。予定にはありませんが……」


 そんなの決まっているじゃない! と姫宮は顔を跳ね上げておっしゃった。


「もちろん会うわ! 白狼にも、そして叔母上様にも!」


 岸辺で白狼が馬の手綱を手にして立っていた。その馬の背に市女笠を被った女君が乗っている。


 白狼は小舟に乗って州浜にて近づいている姫宮に手を振って寄こした。


「よお! 嬢ちゃん!」


 裾を捲し上げて先に浜に足をついた翠令が、姫宮をおかまでお抱きする。姫宮は波打ち際にくるや、自分の衣装の裾が濡れるのも構わず翠令の腕から滑り降りてしまわれた。


「白狼!」


「ちょっと待ってな」


 白狼は馬上の市女笠の女君に両腕を伸ばした。その女君も優雅に両手を差し出す。彼はそうっとそうっとその女君を地に下ろした。まるで繊細な細工物を扱うように、丁寧に──とても丁寧に。


 一方で、姫宮と翠令へ掛ける口調は相変わらずぶっきらぼうだ。


「悪いな。俺たちの方があんたたちの船に乗り込めたら良かったんだが。俺の連れは今、脚を悪くしていてな」


「ううん! こちらこそ、誰もいないところでゆっくりお話ししたかったのに、そうもいかなくてごめんなさい」


 東宮には多くの護衛がついていた。彼らに白狼と市女笠の女君の正体を知られるわけにはいかない。白狼のことは都で翠令が危ないときに助けてもらった恩がある相手と説明しておいたが……。


「わざわざ船を降りてこさせて手間をかけたな。だが、俺は妻を娶ったんでな。見せびらかしたかったんだ」


「ぜひ……」


 姫宮の声が震えた。


「ぜひ……お目にかかりたいわ」


 市女笠の女君が、そっと顔の前の布を横に持ち上げる。


 姫宮がはっと息を呑まれた。翠令もそのお気持ちは分かる。事前にどれほど佳人であるか聞き知っていても、実際にお目にかかるとその美貌に衝撃を受ける。竹の宮の姫君はそのような方だ。


「……なんて……なんてお美しい方……」


 お口の回る姫宮には珍しく、しばらくの沈黙なさる。


「このような言葉で言い尽くせないほど美しい女君って、物語の中だけだと思っていたのに現実にいらっしゃるものなのね……。真珠みたいにお綺麗だわ……」


 そうか。確かに竹の宮の姫君の御美しさをあえて例えるなら、海でごくごく稀に見つかる真珠のようだ。ぼうっと内側から照るような、滑らかでまろやかな輝きがそのきめ細かく白い肌から放たれている。


 翠令がそっと言い添えた。


「もともとのお顔立ちも整っていらっしゃいますが、今はご結婚されたばかりでとても幸福そうでいらっしゃる。それが華やぎとなって、生来のお美しさを一層際立たせているのでしょう」


 翠令が以前お会いしたときはお美しくはあっても、どこか険しいところが表情におありだった。もちろん、状況が状況だったのだから当然だ。だが、事態は一変した。本当に明るい、晴れやかな表情をなさっていると翠令は思う。


 竹の宮は黒い宝玉のような瞳をふっと細めて、翠令に軽く会釈をした。そして、姫宮に向き直る。


「初にお目にかかります。東宮様。脚を悪くしておりますゆえ、片膝を立てたままで御前にありますこと、どうかお許しあれ」


「もちろん! お楽になさって! あの……まだ痛みますか?」


「いいえ、じっとしている分にはほとんど痛みません。わたくしの夫は怪我人の手当に馴れておりますゆえ骨接ぎも上手いのです」


「わたくしの夫」と白狼を見上げる竹の宮の姫君のお声も柔らかだ。あの御所で耳にした玲瓏とした硬質なものとは異なる響き。


「足のお怪我……。私が錦濤にいる間に都で騒乱があると聞きました。それで負われたものでしたら本当に本当にごめんなさい」


 姫君はゆっくりと首を振り、ふっくらと笑まれた。


「優しい言葉をありがとう存じます。東宮様を拝見しておりますと、わたくしの兄を思い出します。とても思いやり深い人柄でした……」


「似て……似ていますか、私? 貴女のお兄様と?」


「ええ! とてもよく似ている……ご性格も面差しも」


 姫宮は周囲に聞こえないよう小声で囁かれた。


「叔母上様……」


 女君は小さく頷き、そしてその黒曜石の目に温かい光を湛えてじっと姫君を見つめられた。


 その時。姫宮の目から涙が頬を伝ってぽたりと落ちた。

 これは翠令にはおもいがけないことで、慌てて姫宮の傍に腰を落とす。


「姫宮⁈ ど、どうなされました?」


 竹の宮の姫君の傍に立っていた白狼も身をかがめて姫宮の顔を覗き込む。


「何だ? 何で泣くんだ? 嬢ちゃん」


 姫宮はふるふると小さく首を振られた。


 竹の宮の姫君もまた首を傾げ、そして気づかわしげな顔で静かに問う。


「いかがなさいましたか?」


 姫宮は涙に濡れた顔で竹の姫君を見つめられた。ただ一人、姫宮の父を直接、そして近しくご存知だった叔母姫を……。


「……怖いんです、私。御所に戻るのが……」


「……それは……何故です?」


「東宮になって帝になるということが……。怖い……。こんな私に務まるのかしらって……」


「……」


「私のお父様は失脚後もそれを惜しまれるちゃんとした東宮でいらしたと聞きます。だけど……私は……」


 姫宮は切実に叔母上に訴えられる。


「自信がないんです。私は割と賢いつもりでいました。どんなことも知ろうとすれば分かるようになれるだろうと思い上がっていたんです。だから、いつでも正しくていられるだろうと根拠のない自信がありました……。だけど、そんな私はほんの子どもで大人を凄く怒らせてしまって……そして色んな人に苦しい思いをさせてしまいました……」


 姫君は少し地面に視線を落としてから、すっと背筋を伸ばして顔を上げた。さすがは、先々帝の直宮であられた姫君。その様には気品と威厳がある。


「貴女様が父君に似て良い東宮となられること、わたくしが保証致します」


「……」


「自分は正しいだろうか……そう自問できる人間は、多少欠けたことがあっても、己を変えることができます。大切なことは今の時点で完成された人格かどうかではありません。世の変化、自分に求められる役割に応じて柔軟に己を変えられるかどうかです」


 姫宮は戦慄くように震えた吐息を漏らし、肩の力を抜かれた。竹の宮の姫君が言葉を重ねる。


「自分を変えようとする意志、それが最も必要な適性です。そして貴女はそれをお持ちです。私の夫から聞く話でそう思いましたし、今、お話を直に伺っていて私自身もそう思っています」


 その、夫と呼ばれた元盗賊も気楽に請け負う。


「おう。俺もあんたは盗賊の頭領にだってなれると思っているぜ。俺がそう言うんだから東宮だの帝だのってのも、嬢ちゃんならやっていけるさ」


 翠令は呆れる。


「白狼……帝の御位と盗賊稼業を一緒にするな……」


「何が違う? やることはおんなじだ。暮らしぶりや欲しいと思うものがそれぞれに異なる手下達を率いて、その一人一人の願いをかなえてやる。何かの集団の頭のすることは、それに尽きる。そして嬢ちゃんなら、それがきちんとできるだろう」


「……率いる人間の規模が違うぞ。十人かそこらの話じゃない」


「十人も百人も、そして千人も万人も変わらんさ。それに、嬢ちゃんには仕事を援けてくれる役割の者もいるだろう。佳卓がその筆頭だろうが」


 姫宮が「佳卓……」と呟かれた。


「ああ、あの男は知恵者だ。奇計奇策を考えさせれば一級品だ」


 竹の宮の姫君もくすりと忍び笑いを漏らされた。


「本当に……東宮様は頼もしい臣下をお持ちでいらっしゃる」


「そうか……佳卓がいるわね……」


 翠令が言い添える。


「佳卓様の兄上も、なかなかの人物でございますよ。ただ、己の家の利害に傾きがちですが……」


「その、臣下の利害を調整するのが帝の役割です。同時に、臣下を使いこなすことが主の器量というものですよ」


 白狼の説明は素朴だ。


「そうだ。頭は手下を助けてやり、手下に助けられて暮らしていくもんだ」


 錦濤の姫宮が片方の拳で胸を抑える仕草をなさった。


「助けて……助けられる……」


 姫君が微笑む。


「さようです。助けられて、また助ける。そうやって一歩一歩進んでいく……一日そうして生きていれば、一日分、物事は進みます」


「はい……」


 白狼が竹の宮の姫君の肩に手を置く。


「この女は俺からの恩を返した。主になって俺を使いこなし、そして俺や俺たち全員を救って見せた。まあ、嬢ちゃんもこれから受けとった恩を返すことだな」


「恩返しはしたいけど……。白狼も奥様ももう京に居ないのでしょう?」


「別に俺たちに返さなくてもいいさ。佳卓の奴が言っていた。他の奴を助けてやれ。誰かに助けられた分、誰かを助けてやれば嬢ちゃんは恩知らずにはならない」


「……」


「帝ってのは手下がいっぱいだ。良かったな、嬢ちゃん。恩を返す機会はこれからどっさりあるぞ」


 白狼の言葉は奇妙に明るい。聞いていると元気が湧いてくる。ただ、この活力をどこに向けていいのかと姫宮が戸惑う顔をなさるのも当然だろう。


 翠令がそっと申し上げた。


「私の京に送り届けてくれた東国の民がおります。彼が姫宮に東国の言葉をお教えし、反対に姫宮から燕の言葉を習うのを楽しみにしております」


「へえ、俺は東国のことはよく分からんが。東国の奴も東国の奴で言いたいことはいっぱいあるんだろう。ま、せいぜい相手の望みを聞いて助けてやることだ」


 白狼に掛かると話はごくごく単純になる。


「嬢ちゃんなら、できるさ。俺だってお人よしじゃないからな。嬢ちゃんなら恩を返せる相手だと見込んだ。俺の目は確かだ」


「ありが……」


 姫宮がまだご自身の言葉を言い終えていらっしゃらないのに、白狼が「そうだ!」と大声を出した。


 そして、白狼は姫宮に指を突きつける。貴き女東宮に対してあるまじき無作法だが、本人なりの親愛の念があってのことだろうから、翠令も何も言わないことにした。


「嬢ちゃんから、たった今、いいものを貰ったぞ!」


「な、何……?」


「名前だ、この女の」


 白狼は竹の宮の姫君の肩に腕を回して引き寄せる。


「人はこの女の容貌を褒めるが、この女の凄いところは外見じゃない。気概だ。この女のやってのけたことは、本当に凄いぞ。俺の妻は最高の女だ!」


 竹の宮の姫君が静かにたしなめる。


「白狼。話が見えません。順を追って話してください」


「『あんた』のことを『あんた』とばかり読んできたが。そろそろ名前で呼びたい。だが、今さら親のつけた名前ってのもな。きっと上品すぎて、俺にはしっくりこないだろう」


 翠令が口を挟む。


「おい。お前の好みは二の次だ。この方の本来の名前で呼んで差し上げろ」


「俺の好みってだけじゃない。さっき、嬢ちゃんが言ったじゃないか」


 姫宮が、慌ててご自分でご自分の鼻を指差す。


「わ、私? 私が何か言ったっけ?」


「真珠──だ。この女は外見もいいかも知らんが、そんなことは、まあどうでもいい。そんなことより! この女のあの度胸を翠令だって見ただろう? この女は、そんじょそこらにない稀な女だ。うん、真珠だ。真珠を名前にしよう。──なあ、どうだ?」


 問われた姫君も微笑む。


「真珠──ですか。良い名です。私が大人になって手に入れた名前……。東宮様からいただいたもの……。ええ、そう名乗りましょう。ふふ、私はこれから真珠という名を生きるのですね」


 その姫君に応えるように白狼が腕の中の姫君に呼びかける。


「真珠」


 翠令は思わずぞくりとした。この男はこんな声も出せるのか。筋肉質で逞しい体躯から発せられる低い声。野太いはずのその声に、例えようのない甘やかさがある。側で聞いているだけの無関係の翠令さえもがどぎまぎとしてしまうほどに。


「白狼」


 真珠と新しい名前を呼ばれた姫君のお声も、しっとりとした艶があった。


 白狼はばっと立ち上がって、姫君に声を掛けた。


「さあ、行こうか」


「……」


 戸惑い気味の姫君をよそに、白狼は早口でいとまごいをする。


「ああ、ともかく嬢ちゃんや翠令に会えて良かった。ま、お互い無事で元気で良かったな。じゃあな」


 言い終わるが早いか踵を返そうとするところに、早く二人きりになりたがっていることが明らかに見て取れて、翠令は「……単純な奴」と肩を竦めた。


「少し待て、白狼。これから、奥方と二人でどうするんだ?」


 白狼は顔を顰めて見せ、咎めるような声を出した。


「夫婦連れにそれを聞くのか?」


「いや、違う。今夜じゃなくて、先々の話だ。どこに向かって旅をするつもりなのかと問うている」


「そうだな、とりあえず錦濤に行こうと思ってる。この女──いや、真珠が行ってみたいというから」


「そうか。それじゃあ、錦濤についたら私の父を訪ねろ。街で一番大きな商家だ。場所はすぐわかるだろう」


「へえ?」


「父のもとでは姫宮が今までお育ちだった。だから、女君の世話にも慣れている。夫婦でしばらく滞在するといい。この翠令の仲間だと言えば父上も歓迎する」


「そうか。じゃあ、厄介になるぜ、ありがとよ。あんた達はこれから鳥羽津まで行くのか?」


 いや、と翠令は首を振った。


「山崎津で陸路を取る。前回と同じだ」


 白狼が首を傾げた。


「なんでだ? 春先の時は、佳卓が俺を捕らえるために、山が近い山崎津を寄港先に選んだ。だが、今回はどこで船を降りてもいいんだろ? 上流の鳥羽津まで船でも構わんと思うが」


 姫宮がおっしゃる。


「私がそうして欲しかったの。前と同じ旅程がいいって」


 白狼が「なんでまた?」と尋ねた。


「それは……前に錦濤から上京した時の私はいろんなことが分かっていなかったと思うから。私は『はしたないほど目端が利いてお口が回る』女童に過ぎなかった……。反省しているの。だから、前回と同じところをもう一度見て回って色々自分のことを振り返っておきたい。そう思っているの」


「別に嬢ちゃんは何も悪くないだろ?」


 翠令も言う。


「私も繰り返しそう申し上げているのだが」


 しかし、竹の宮の姫君が違う意見を差し上げる。


「東宮様のご予定でよろしいでしょう。東宮としてお立ちになられては、もう二度と同じような旅をすることはありますまい」


「……」


「私も東宮様になんの責もないと思います。それに、先ほど白狼が申したように、東宮様には『恩を返す』力量があると多くの人が思いました。だから、私を含め皆が貴方様をお助けしたのです」


「はい……」


「京に向かわれる途中で、これまでの道のりを振り返ってご覧になれば、御身の傍には味方がたくさんいることにお気づきになるでしょう」


「……」


「貴女様は東宮や帝になるのが怖いとおっしゃった。でも、大丈夫。貴女様には多くの味方がおります。そのことも振り返って心に刻み込みなされますよう。きっと心強いとお感じになるはずです」


「そう……そうですね……」


「佳卓に白狼、そして及ばずながら私。もちろん、貴女の傍に立つ翠令の働きも立派でありました」


「恐れ入ります」


 翠令が恐縮して頭を下げるが、そこに白狼が大声をかぶせる。


「うん。翠令も頑張った。だが、真珠、あんたは本当によくやった!」


「白狼……」


「いいか、翠令、あの晩のことをよーくよく嬢ちゃんに伝えてくれよ。本当に真珠は……」


 翠令が片手をあげて制した。


「分かった、分かった。もう何度も繰り返し姫宮にお話し申し上げているから!」


「そうか。ならいい。でも、本当に真珠は……」


「分かった! よーく分かった!」


 姫宮がくすくすとお笑いになる。


「真珠の君、本当にありがとうございました。早く脚が治りますように。錦濤の街は珍しいものがいっぱいです。どうか楽しんでお過ごしになってくださいね」


「ありがとう存じます。東宮様もごきげんよう。いつまでもご健勝で、のびのびと大人にお育ち遊ばされるようご祈念申し上げております」


「ありがとう」


 白狼はばっとしゃがみ込むと、妻を一息に抱きあげた。


「じゃあな」


 そのまま踵を返すのを、姫宮がお引止めなさる。


「もう行っちゃうの……?」


 姫宮は白狼にも何かきちんと別れの言葉をお掛けしたかったのだろう。翠令が耳元で囁いて申し上げる。


「早く二人きりになりたいのでございますよ。気を利かせてやらねばなりますまい」


 姫宮は首を縮められた。


「ごめんなさい。ええっと……こういうのを野暮っていうのよね……。うん、白狼、元気でね……奥方様──真珠の君も!」


 もう市女笠の中に顔を隠した姫君は、深窓の姫君らしからぬ張りのある声で答えた。


「落ち着かれましたらお文を下さいね。私も差し上げますから」


「ええ、ええ! いっぱいお手紙書きます。お返事待ってます!」


 白狼は奥方を馬の背の前の方に乗せると、その後方に自分も腰を据えた。そして、片手をあげて見せると、とんっと手綱で合図を送って馬を駆けさせた。


 稀代の大盗賊「白い妖」は、宝を手にして京の都を去ったのだ。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る