第2498話 バカ舌だもん
焼き鳥屋にて
観光客の女性が、お互いどんな自撮り棒を使っているかをテーブル席で話している
長さが丁度良いとかコスパが良いとか
それをカウンターで聞いていた、同じく観光客のおばさん2人
厨房の大将に「あの、メニューにないみたいだけど私たちも自撮り棒くださる?」
えっ?笑
大将「何本します?」
「大きいですか?」
大将「2本ずつにしますか」
「じゃあ2本ずつで」
えっ?!
俺「大将、ちょっと大将」
「はいー」
「自撮り棒ってなによ?」
「あ、ないけど今から作る。Tさんも食べる?」
・・・で、戴いたのだが
ジューシーで旨味が強く、それでいてあっさりした串焼き「地鶏棒」だった
南ぬ(ぱいぬ)地鶏という名の琉球軍鶏(リュウキュウタウチー)だ
「あのカウンターのお客さん、ボケたのか真剣なのか分からなかったからさー、丁度タウチーあったし」
いやこれメニューに載せたら?と言うと「原価が高い」とのこと
「こんな美味いの食べたことないわ」
「いやいやTさんいつも『お任せ』だから焼いてるし今日も二串目に食べてる」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます