第791話 折れた件②

しかしまぁ何というか


自分ひとりだけ梅雨を避けようと島を脱出したものだから、バチが当たったのかな


急遽、土曜の昼の便で、社員に神戸空港まで飛んできて貰った


というか・・・来てくれたのは谷やんだ


ホテルの俺の部屋に着くなり、俺のぐるぐる包帯足を見てぷぷぷと笑う


「Tさんもドブなんかにハマるんスね笑」


くっそー足痛い、反論できん


「まあな・・・」


「明日の便、那覇着15時っス」


あ~痛い


「あっ、そう・・・」


「あれ?なんか怒ってます俺に?」


そう言いながら谷やん、部屋を見渡し


「あっ!なんだぁ~早く言ってくださいよ~お腹空いてるんでしょ!」


そうそう腹ぺこキングで・・・アホゥ!

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