第770話 たまにはイシくん
ご懐妊のR嬢が事務所でダンボール箱を運ぼうとするのを発見した、小さな営業マン・イシくん(37才・153cm)
「ほらほら!俺が持つ持つ!」と言いながら段ボール箱を持とうとして、重すぎて腰砕けになり
倒れた拍子に「ブッ」と屁までする始末
「なんでここで出るかなぁ!」
自分の屁に突っ込んでいた
「・・・Tさん。『久々にお前の話を載せるから』って。なんすかこれ。小学校の"帰りの時間"のわんぱく男子の報告じゃないですか」
「けど最近、何もやらかさんじゃないの君は。エピソードがこれくらいしかない」
「いやいやいや俺がセンスないみたいで嫌ですよ!」
「じゃあアレにする?『肉汁』の"じる"が恥ずかしくて言えないって話」
「・・・それも止めてください」
「ならあれ、UFOキャッチャーのぬいぐるみだらけのお前の車。なんだっけ?ミニオンだっけ?足元に落ちてブレーキ踏めなくなって死にかけたなぁ~俺も道連れに」
「それ言わないでください、もう・・・」
「だってお前そんな小ネタしか・・・あっあれは?溺れた小学生と勘違いされて中学生の女の子に助けられたけど、その子の高校生のお兄ちゃんに変態野郎って殴られたのを、お前の娘ちゃんが泣きながら・・・」
「いいですいいですもう、屁で」
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