第405話 お礼?
煙草を止めてもう14年経つ
今じゃもう、隣で吸われてもそれを許す余裕すらある
まあでも止められない人は止められないのだろうなぁ・・・
先日コンビニで、俺の前でレジ前に立ったオッサンが
煙草を番号で指定せず、何だったか銘柄は忘れたが、直接名前を言った為
店員の女の子が少しオロオロした
「えーっと・・・」焦れば焦るほど、どれだか判らないようだ
「はようせいや!」オッサンが怒鳴ったので
「お前が番号で言わんかい!」後ろから文句を言ってやる
オッサンもビクッとしたが、店員の女の子までビクッとしてこちらを見たので
俺も一緒に探してやることにした
「あ、その3段目右手の45番ちゃうか?」と言うと
オッサンが「あっその横です・・・」と小声で言うので
「横いうて、右か!左か!」と睨むと
オッサンは慌てて「あっ右で・・・」と答える
清算が終わり、煙草を受け取ったオッサンが
受け取った煙草を慌てて落として蹴り飛ばすのを見ながら
レジにカゴを置き、商品を清算してもらう
「あの、レジ袋は・・・」
「お願いします」
店員の女の子をジッと見ていると委縮するかな?と思ったので
何気に横を向き、袋詰めを待つ
「お待たせしました・・・」
レジ袋を受け取り、コンビニを出る
ちなみに買ったのは
大好物の「白くま」・さんぴん茶のペットボトル・沖縄名物「ポーク卵おにぎり」だ
事務所に戻り、応接に入ると
袋から商品を出そうとして思わず吹き出してしまった
あの女の子・・・これはさっきのお礼のつもりなのか
白くま用のプラのスプーンが17本入っていた
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