第19話

[ユリリンside]


遊園地『 筑波 にゃん太郎 ランド』


恭介の様子を見ていたら、 とても来たくなったのじゃ !

その中でも ジェット·コースター

『ハイパー ヤマンバ ウルトラDX 』に 決めたのじゃ


エリリンが

「 ヤダ ヤダ アレは死んじゃうよぉー ! 」


と 喜んでいるので 一緒に列に並んだのじゃ

なのに…………身長制限で 断わられたのじゃ


代わりに お子様用コースター

『 汽車ポッポッ君 』を勧められたのじゃ


エリリンが 喜んで

「ユリリン ! アレにしよう とっても楽しそうだよ! 早く 早く 行こう ! 」


そう言って 妾の手を引っ張るので 仕方なく付き合うのじゃ…………迫力が 足りないのじゃ


ゴト ゴト ゴト ゴト ゴト

小さい山の てっぺんに 登り 下り始めたのじや


「 きゃぁー😆 」

エリリンは 喜んでいるけど ヤッパリ あっちがいいなぁ~


ユリリンの目は 『ハイパー ヤマンバ ウルトラDX』を見ていた 。



ジェット·コースターが ダメなら スワンボートにのるのじゃ


お化け屋敷は パス なのじゃ

恭華より恐いのは 無いのじゃ……………たぶん !



「 アノォ~ 言いにくいんですけど ユリリン様達だと足が 届かないので 私や ラミィ が 運転しましょうか ?」

ハルルンが 遠慮がちに 聞いてきたのじゃ


「 頼むのじゃ ! ハルルンは やさしいから好きなのじゃ それに比べて ミハエルは……………ミハエルは 素晴らしい堕天使なのじゃ 」


妾の 目の前に 堕天使長 ミハエル と 天使長 ルーファスが 笑顔で 立っていたのじゃぁー !


「 どうして ここが 解ったのじゃ ? 」

妾が 聞いてみると



「 それは 内緒です🤫

恭華に 協力して 貰いました 」


おっ おのれ恭華め ! 何処まで 妾の邪魔をするのじゃ !


その後 交渉して 明日まで休みを貰ったのじゃ

ウウゥ 後で 恭介の所に遊びに行こうと 思ってたのにぃ~


「でっ ! お主らは 帰らなくて良いのか ? 」

そう、 ミハエル と ルーファスは 一緒に バカンスをすることに したのじゃ


「「 私達だって たまには ゆっくり休みたいです ! 」」


仕方の無い奴らなのじゃ

妾は 話しのわかる上司だから 許してやるのじゃ


妾達は 六人で 遊園地を 楽しんだのじゃ


一方 その頃 天界では


[ ウルルンside]


私達 ウルルン、ミルルン、レミィ、アミィの四人は親睦会を 開いていた。


上司が サボっているなら 私達も サボろう という事で ユリリン様達が 帰るまで 一時的に 休みになりました。


私達は 元人間の 転生堕天使、転生天使なので、人間だった時の話しを 互いにしていました。


記憶は 一部消えてましたが 共通することは 皆、人間時代に ブラック会社で 苦労した事でした。

私達は 再び人間に生まれ変わるのを 躊躇ちゅうちょしていましたが ユリリン様達に スカウトされ、今は 楽しい日々を 送っています。



次の連休には 私達四人で ジパングに 旅行する計画をしています

ジパングは 私達がいた 日本 と 似て非なる世界らしいです。

日本にいる家族に 逢いたい気持ちは あるのですが、天界の法律で 出身の世界には 降りることが 禁じられてます。

時々 ユリリン様の 『神の鏡』で 日本の家族の様子を見させて頂いています。


ユリリン様は 邪神だけど あくまで その役職であり、私達には 女神様の様に思っています。

まぁ 双子の姉である エリリン様が 女神なので、その資格は あるのですが 少し ズルい所が ダメなのでしょうか ?


古株の 天使、堕天使の話しだと エリリン様の前任者である 女神 メッサリーナは 大変 性格が悪く、天界から追放されたようですが 皆、あまり 元女神の事を 話したがりません


私達は 運が 良いのかも知れません

ユリリン様 も エリリン様も ミハエル様、ルーファス様と 良い上司(時々 サボるけど)に恵まれました


私は この堕天使としての『生』を感謝します



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