第69話 レフトアイも入っちゃいます!
馬の世話や休憩を行い、御者を替わってから町に向かった。
休憩中に神妙な顔のクレアに言われた。
「まだ今日の大いなる脅威が終わっていません。町に戻ってもすぐに出掛ける事になる予知を見ました。何があるのかは分かりませんでしたが、お気お付けください」
嫌な予感がしてならない。
ただ、クレアの予知をよそにその後は何事も無く町に着いた。
本当はギルドへ真っ先に向かいたかったが、服屋へ向かった。急ぎでニーベルングの服を何着か買い、冒険者の格好をさせた。下着も数着とネグリジェも買った。
クレアとシータに馬車の1台を屋敷に置きにやり、ギルドで集合にした。
ついで急ぎで靴を買う。足を測り、冒険者の靴と普段履きを1足ずつ調整して貰い、購入した。冒険者用のと普段履き、それとドレス用を各々オーダーして引き上げた。冒険者の靴を履かせてあげたらまた泣いた。
ギルドに向かい、シェリーを馬車の番に残してギルドに入った。先ずはニーベルングの登録を行って貰った。
その後依頼の達成報告をし、ちゃっかりニーベルングもDにあげておいてくれた。
盗賊の報告をするのは時間が掛かりそうなので、シェリーにその事を伝える為に外に向かっていると、ロビーにて異変があった。
そしてそこには、血まみれで疲労困憊な姿できょろきょろしているレフトアイの姿があった。俺の姿を見ると駆け寄り、必死な形相でしがみついて来た。
「ランスロットさん!大変なんです!どうか助けて下さい!」
そう言うと崩れ落ちた。なんとか床に頭をぶつける前に抱き上げ、ヒールを唱える。
彼女はどうしようどうしようと泣いていた。
俺はお姫様抱っこをしてナンシー達の居る部屋に入り、レフトアイから説明をさせた。
オーガが出た森にて、その後の魔物の出没状況の調査依頼をしていたが、ミノタウロスに追われていたパーティーに、ミノタウロスを押し付けられた。
そして自分達も必死に逃げた。何とか洞窟に駆け込んだが、ミノタウロスは外にいて、洞窟の近くを複数がうろついていた。
しかし洞窟には入ってこない。
トリシアがリギアを庇った時に吹き飛ばされ、重傷を負ってしまい意識が無く動かせない。
洞窟と思ったらダンジョンとしか思えなかったと。幸い低級の魔物しか出ないが、いつまで持つか時間の問題だと。
そこで誰かが町に救助を求める事となった。
何とか突破できそうなのがトリシアかレフトアイなのだが、トリシアは怪我をして動けない。
その為レフトアイがミノタウロスから逃げ、救援を求めに町に行く事となった。
ミノタウロスはA級である。彼女達が逃げられたのは奇跡だ。
一通り話しを聞くと、ナンシーはギルドマスターを呼びに行った。
職員に馬車を見て貰い、シェリーにも話しを聞くよう指示をした。
ギルドマスターとシェリーも集まり、話しが始まった。
俺に指名依頼をする事になった。
元の依頼がランク誤りと判断し、費用は全額ギルドの負担である。金額をどうするかと言い出した。
「金はどうでも良い。死に掛けている冒険者、仲間がいるんだ。そんなどうでも良い事は後にしよう。それに昨日食事を一緒にした見知った奴らだ。それよりも俺達の馬車で森の入り口まで行くから、誰か一緒に行って、ギルドか屋敷に馬車を戻す奴を手配して欲しい。ナンシーも一緒に来てくれ」
準備を始めて今はギルドに人数分の馬車が無いというので、エリシスとシェリー、シータとクレアに馬車を取りに行って貰った。
今すぐ手配できるA級以上が俺しか居ないそうだ。他はダンジョンや遠征中で数日は居ないのだ。
勿論レフトアイは道案内で同行する。馬車が揃った時には、現地に俺達を送り届け、そのまま馬車を見張る冒険者を手配してくれた。
24時間待機させる。但し強力な魔物が出た場合は撤収するとの事。俺は了承し、全員に装備を調えさせた。エリシス、シータ、ナンシーがドラゴニックメイル。
ニーベルングにはシータが着ていた鎧、武器は短剣と片手剣を持たせる。
そして急遽出発した。
何とかギルドで馬車を1台確保しており、3台で出発した。2台は俺達の人員ばかりだ。3台目は馬車の護衛の為の人員を運ぶ為だ。
俺の乗った元々所有している1号車が先頭、今日新たに入手した2号車が中間、最後尾がギルドの馬車。
時間が無いので、レフトアイとニーベルングにスキル付与を行う事を決め、説明をする。
「2人共良いか?これから言う事と、行う事は口外禁止でお願いしたい。ニーベルング、君に生き残る確率が上がるだろうスキル付与を行う。レフトアイ、君にも同じくスキル付与をする。レフトアイの場合、俺に敵対したら自動で消える。しかし大きな問題がある。俺も君も大きな快楽に襲われ、性的な絶頂を迎えて失禁してしまうだろう。恐らく相当恥ずかしい。勿論俺も恥ずかしい。消耗もするが、彼奴等を助ける為に受け入れて欲しい」
2人は頷いた。
先ずはニーベルングだ。肉体再生と風魔法、隠密を付与する。レフトアイは俺の行為を見ていて真っ赤になり、固まっていた。まず俺の前にニーベルングを座らせ、服の中に手を突っ込んで直接左胸に手を添えたからだ。
「スキル付与」
そう唱え、スキルを付与する。
「ああん!」とか「ぐうううあああ!」
ニーベルングが呻き、体をびくんびくんとしながら苦悶の声を出している。
「ああアランスロット様あぁあ!」
更に激しくびくんびくんとし、失禁と共に昇天してしまった。俺はすかさずクリーンを2回唱えた。
レフトアイは真っ赤である。ナンシーも照れていた。
「ニーベルング、頑張ったね。少しお休み」
俺はニーベルングに軽くキスをして寝かせた。しちゃった。彼女のファーストキスを。
次にレフトアイであるが、中々動かない。
「何をしているんだ?時間が無いんだ!急ぐんだ」
きつい口調で急かしたが、真っ赤っかになっていた。
「恥ずかしがるな。君が恥ずかしがると俺も恥ずかしくなるんだよ。それじゃあ失礼して行くよ!」
俺は身を強張らせているレフトアイの服の中に手を入れ、有無を言わせずに左の生の乳を鷲掴みにする。本当は必要ないのだが、ここはゲスな俺の役得って事で良いよね!
張りがあって柔らかく良い胸でした!てへっ♪
スキル付与と唱え、隠密と肉体再生の2つを同時に付与した。やはり大きくビクンビクンとのけ反り、
「はああ」
とか
「ううんっ!あうう」
等と歳不相応にだが、セクシーに喘ぐ。
「あああ!ランスロット様が入ってくるうう」
絶頂を迎えたようで、やはりそれに伴い失禁をしていた。付与が終わったのでクリーンを2回唱え、彼女を横にした。
「レフトアイ!頑張ったね」
俺はいつもの事として、軽くキスをした。いや、しちゃったんです。そう、彼女のファーストキスでした。レフトアイはくねくねしており、テンパっていた。
「はう!私のファーストキスです。ラ、ランスロット様、こんな事、こんな事って、せ、責任取って下さいね!」
真っ赤になってくねくねしている。
「分かった。俺のハーレムに来い!」
俺は手を差し伸べたが、彼女は躊躇する事もなく、寧ろ逃してたまるものかといった感じで力強く握り返してきた。
俺はふと、何をやったのか、いや、やらかしたのかについて我に返り、気まずそうに、そう、恐る恐るナンシーを見た。
「レフトアイさん、良かったわね。正妻としてハーレム入りを歓迎します」
彼女のハーレム入りが何故か即時に決まってしまった。
俺はそんな感じでまたもや、やらかしたのであった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます