何かが止まって

平凡過ぎる日々に退屈な朝を迎えた僕は、テレビをつけてあることに気づく。


 日常が日常で無くなるときは決まって普通が普通で無くなったときだ。



~何かが止まった~



 それは僕が生まれる前から今まで、長い年月を何があっても止まる事は無かった。

 でも、今日その何かは初めて止まった。

 僕はいつも通り朝食を取り身支度を済ませ、会社に行く用意をすると玄関のドアを開け、外を見回して思った。



 

 何かが止まって僕たちの日常は止まった。


 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る