第114話:設定はどこまで必要か?



 皆さま、ご無沙汰しております。

 たまには書かなくちゃと思いキーボードに向かいました。



 目が悪くなりました。

 やっぱり無理したんですね。文庫本が読めなくなっていた。資料を漁るのはネット上だけになりそう。現在ブラウザの拡大を150%くらいにして読んでいます。



 今回は歴史物に限って言及します。って、今までも自分の作品についてやっていることを書いていたのであまり変わらないか。


 読者は「どこまで設定を楽しんでいるか?」これを考えてから創作すればよかったなと。私の場合は「自分が読みたい作品」「自分が納得できるレベルの設定」を書きたかった。だから書いたのです。

 よって「数寄者が集う戦国物の読者」を「成程!」と頷かせれば成功、だったのですよね。


 でも万人向けじゃない。

 Web小説としては限界がある。

 だから読まれる作品にするには『』。これ重要ですよね。


 さらりと流せる。

「時間を有効に使いたい」

 楽しけりゃ何でもいい。

 楽しいは正義。

 限られた時間で楽しめれば何でもいい。


 こう考えるとあまり設定は細かくない方がいい。もしかしたらネタは一つか二つでいいのかな?

 つまり図らずも某同志が書いていたけど、「作品名ですべて表せるだけの内容」に精選して作品自体の設定と主人公の単純化。ストーリーの行き着く先をある程度わからせておいて、その間の出来事を面白おかしく読めればいいのかも。


 なんだか作品としての質は大分薄っぺらなものになりますね。でもそんな作品が読みやすいのかな?

 すると私の書く戦国物だとすればこうなります。


「前田慶次と竹中半兵衛に守られながらの天下一統。ついでに南蛮を撃破してリアル退職金を確保せよ!世界線を強引に捻じ曲げて未来の外資を駆逐。正社員として平穏な退職をしたい」


 これなら

「ちょーわかりやすい?」


 勿論、いろいろと設定はありますが表には出しません。

 慶次と半兵衛以外にも出ますがこれがわかりやすい。

 キャラが立てやすい。

 キャラの絡みを期待させられる。

 外資と正社員で現実世界を変えて主人公が退職金を得るために奮闘するストーリーということが理解できる。


 私自身がこれ見つけたら必ず読みますw

 派遣やブラック労働社員というところから始まるテンプレ。ちょっと違うのは60前の爺だということ。知識チートは当たり前に出来る年齢です。年季が入っているので人心掌握もできる(筈)。


「守られて」というのがミソで、先に言っちゃうと

「働くのは嫌なのでカリスマに極振りします」

 なんです。


 あ、これ。物凄くキャッチコピーに適しているのですが、アウトでしょうね^^;



 うん。

 やはりここまではっちゃけて書いた方がいい。

 もちろんPV取るための方策です。

 これ書き終わったら(多分ヒットしないから)次にはもっとキャラをきちんと練ってちょうど首取りとこの作品との中間くらいの作品を書いて書籍化の可能性も探ってみます。


 ただ自分の書きたいものはやっぱりハードな首取り物語なんですよね。しかしそればかりやっていると精神が病んでくる。


 知らない人が殆どだと思うけど萩尾望都が魂を削りながら、名作「ポーの一族」「トーマの心臓」を描きつつ片手間に息抜きで書いていた「精霊狩り」。これが好きです。

(「翔んで埼玉」や「パタリロ」で魔夜峰央が描いたクックロビン音頭の元ネタ。ポーの一族で「小鳥の巣」で引用されたクックロビンの歌詞で有名!?)


 書きたいものを書くのはいいけれどそれによって痛めつけられる精神というものもあるのでしょう。シリアス書くと結構きつい。

 だから裏で書く(とは行かない私w)。



 ちょっと話が脱線。

 自分もお粥作品が書きたい気もする。

 はめを外したいな。

 だから設定は凝らない。

 読み手が面白いように正史を弄る。

「弄る」とは書かずに「いじる」と表記。


 今度こそ脳内でアニメにしてそれを活字にする気で表現します。



 結句長くなってしまった。


 ではまた、ゆっくり休みます。

 これにて。おやすみなさ~い^^


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る