吐きます
私に何もしないで私のことを無視し続け営まれてきた夫婦生活再婚家庭再婚家族再婚生活二十八年は一体どれほどの物だったのか。おそらくとても幸せだったんでしょう。幸せですとも。幸せになってもらわないと困ります。
私と母をなかったことにしてそれはそう、離婚した家族はもう死んだも同じなんです彼と彼女にとっては、だからそんなことが出来る再婚なんて物が出来る。死体の上に真新しい家を建てるように再婚後子供を作り再婚家庭を塗りつぶすようにして描いていく。そうやって生きてきたんです。父と再婚相手の女性は。幸せだったと思います。なんでもそうです。上から覆いかぶさるものは下のものの気持ちなど微塵もわかりませんから。自分たちさえよければそれでいいのです。痛くもかゆくもありません。ゾウがアリを踏みつぶすのに何も感じないように彼女と彼もまた私と母を蹴落とし踏み台にしていくことなど私と母がどれだけ苦しいともがきながら私と母がどれだけ悲しいと悲しみながらお父さん会いたいとお父さん助けてほしいと願っても願ってもあなたたちに届くことはなくあなたにも届くことはなく私と母のことを私と母の暮らしを下敷き生活していくことも何も思わないのです。だからそんな父と彼女の再婚家庭が再婚生活がどんな物だったのか私はとても興味があります。知りたい。お父さんのことがもっともっと知りたかった。私はあなたたちが不倫で再婚していようがあなたたちが私に何もしてくれなかったこととか会いに来てくれなかったこととかもうそんなことどうでもいいんです。私は知りたいだけなのです。私はただただ知りたいだけなのです。私は言います。あなたたちの気持ちが知りたいのだと。私はあなたたちの気持ちが知りたいだけなのだと。もうほんとうにそれだけなんですと。
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