悔しい

父と一緒にいれた後妻さん。父と一緒にいれた異母兄弟。私は彼女と彼らのことを思うと胸が張り裂けそうになってどうすればいいのかがわからなくなります。彼女が羨ましい。彼らが羨ましい。お父さんと一緒にいれたからです。私のお父さんと一緒に暮らせていたからです。私はそう、ただ悔しいだけなのかもしれません。ただただ、悔しいだけなのかもしれません。無念とか成仏だとか、色々考えてみるけれども、お父さんも本当に成仏出来ているんだろうと思う時があります。無念とか未練とか心残りとかやり残してきたこととか、お父さんもいっぱいあるのかもしれません。私が代わりに打ち込んでいきます。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る