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「後、一応、名前と住所も書いてもらえると助かるわ。もし、あざみちゃんが、何か事件に巻き込まれた時に、親御さんにすぐ、連絡できるようにね」
あざみは小さく頷くと、綺麗な字で、ラインのアイディーと、住所、自分の名前を書き込んだ。
「ありがとう」
私は、あざみから、そのメモ帳を受け取る。
「あの、茉莉ちゃんの事、お願いします」
あざみの言葉に笑みで返し、秋乃に声をかける。
「彼女を、家の近くまで送ってあげて」
「はいよ」
秋乃は、そう返すと、あざみを連れて事務所を後にした。
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