18

「ってことは、この手紙の内容を解読しないといけないわけね」


「ええ。そうなるわね」


秋乃の言葉に頷く。


もう少し、詳しいことをあざみに尋ねようとした所で、私は、部屋の明かりが大分落ち込んでいる事に気が付く。


壁に飾ってある時計を見てみると、時刻は、十七時を回ろうとしていた。


「いけない。もうこんな時間なのね」


一時間近く、ここで話し込んでいたようだ。


「あざみちゃん、今日はありがとう。もう遅いから、今回はとりあえず、ここまでね。また詳しい話を聞きたいから、ラインのアイディー、教えて貰えないかしら」


私は、一枚のメモ帳とボールペンを、あざみに差し出す。


「ここで、追加すればいいのに」


呆れた声で、秋乃が呟く。

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