第140話 成長はない‼

 毎日会社に行きたくない…。

 仕事は山ほどある。

 問題も山積み。

 電話の件数、半端ない。

 メール見ている暇もない。


 僕は仕事をしているのだろうか?

 時々、思うのだ。

 今日は何したっけ?

 忙しすぎて仕事に着手していないのだ。


 思うに、保育園の時から僕は通うということに抵抗を示していた。

 記憶にはないが、自転車で送ってもらう途中で電信柱に飛び移り、知らぬまま祖父が保育園に着いて、孫を落としてきたと大騒ぎになったことがあるらしい。


「あの頃から…何ら成長していないな~」


 三つ子の魂、百までとはよく言ったものである。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る