第103話 ハラハラした

「チョビさん…」

 僕がバイトに行っている間、なぜか僕の部屋で寝るチョビさん。

 クソ暑いわけだが…

 帰宅したら泡を吹いてグッタリしておられる。

「チョビさん‼」

 なぜ扇風機を回している部屋で寝ないのか?

 なぜ日の当たる場所で寝るのか?


 口の泡を拭いて、水を持ってくる。

「飲みなさいチョビさん」

 もはや飲む元気もないチョビさん。

 指に水を漬けて舐めさせる。

 冷房を入れて団扇で扇いで4時間…

 やっと歩けるほどに回復したチョビさん。


 歳老いた猫なので不安である。

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