番外編 -登場人物一覧とSS-
登場人物一覧
*マグナラリレ*
【カーサ】
主人公。マグナラリレの一領主、スリズ家出身の少女。18才。
性格は生来、勝ち気・活発・男勝り……。
だが、オルグの暴虐により、一時、その魂は殺される。この作品は、彼女の魂の再生の過程を描いた物語ですね。
【サズ】
カーサの許嫁。長髪の青年。槍の使い手。21才。
カーサを取り戻しにカメルアへ使節団の一員として入国し、ザルツに決闘を挑む。
【カーサの父】
スリズ家当主。
カーサの男勝り加減に手を焼きつつも、ものわかりのよいお父ちゃん。
……くらいしか描写がないですね……わはは。
*カメルア*
【ザルツ】
宮廷武官。王立のいわゆる孤児院である「慈悲院」育ち。25才。
カーサの護衛兼監視人となる。短剣の腕が立つ。冷徹で有能な武官だが根は純粋。
国への忠誠心と、幼なじみの寵姫アーリーを殺した悔恨の念のはざまで常に葛藤。
アーリーの件で国王に目を付けられてるので、いつもエライ目に遭う。
【セダイ】
宮廷医官。王宮内の病院である「医療院」に勤務。カーサの主治医。26才。
貧乏貴族出身で、親に「上級貴族の娘を娶ってこい」と泣きつかれ王立学院に入学した苦労人(?)。ザルツとは学院の同級生で、親友。
(この辺は番外編SS『遠く眩しい日々』『新婚夫婦とその友人』に詳しく書かれています)
なにげに剣の腕は物語一。
常にザルツの純粋故の危うさが、気になって仕方ない。嗚呼、麗しき男の友情。
【アーノルド】
軍人。位は准将。農民出身の異色武官。31才。
王立学院では、ザルツとセダイの4学年先輩にあたる。
学院時代にザルツに助けられた過去があり、それ以来ザルツのことを買っている。(これも『遠く眩しい日々』に詳しいです)
【オルグ】
王族。嫡子である第一王子。暴虐な性格。29才。父親にも寵愛されていたが、謀反を企てる。
が、蜂起の朝にカーサに殺される。考えてみれば、運のない人である。
まごうことなき悪役だが、彼がいないと全ての話が始まらない、という役割は損なのか得なのか。
【サレス二世】
王族。カメルアの国王。小鳥が好き。52才。
陰湿でねちっこい性格であるが、寵姫アーリーはザルツに心を奪われ、最愛の息子オルグには背かれる、ある意味、物語一かわいそうな人。
単なる悪役でなく、“愛されざる人”の悲哀ももって描いてるつもりですが、数々のザルツとカーサへの傍若無人ぶりでそれも帳消し……。あああ。
まさに、あの息子にしてこの父あり、ですが、この人がロクでもないことをすることで話が進む、という意味において、得がたい役ではある。
【アーリー】
サレス二世の寵姫。ザルツとは、慈悲院で共に育った幼馴染み。同時にザルツの永遠の初恋の人。
サレス二世の勅命により、ザルツに殺される。享年19才。
寵姫の意味を分からずに、後宮に入っちゃったのでは疑惑あり。何かと罪なことである。
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