第8話 部屋に虹がでました
朝日が差し込み、鳥が鳴いてます。
「もう朝かぁ。」
赤ちゃんが来てから、朝も昼も夜も時間軸がなくなっている私。
タロちゃんのオムツをチェックします。
おしっこすると、オムツに青いおしっこ線が出ます。
「はい、出てます。オムツ変えますねぇ」
オムツを外して――
お尻拭きを用意していると・・・
ビューーーー
「あっ! おしっこ!!」
タイミングが悪いと、おしっこがこんな風に飛び散ります。
なんてことでしょう――――
――――噴水のように上がったおしっこが、朝日と重なり綺麗な虹がかかりました。
「わぁ〜幸せぇ。お布団もお洋服もびしょびしょだけどぉ。気にしないぃ、気にしないぃ。」
ひとりで笑ってしまいました。
●●
「タロちゃん手、しゃぶってる・・・。可愛いぃぃぃ」
育児ブックによると『自分の手と認識するために大切な行為なので、無理やりやめさせなくていい』と、書いてるので、このまま観察して遊びます。
「美味しそうに指食べてるなぁ。私も反対側からむしゃむしゃしてみうかなぁ。」
しゃむしゃむ。
「柔らかい。確かに美味しいなぁ」
「赤ちゃんと一緒に暮らすのって、大変だけど、楽しくて嬉しいなぁ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます