196話 間話 天才よ、それはどうなんだ?

 ネイ side

 

 

 カイ様のデモンストレーションはインパクト抜群でー♪これなら民も兵も貴族もー♪改宗を考えそうですー♪

 

 もちろんダメ押しをしますー♪本当に民はチョロイですねー♪まっ教会の連中のマイナスが酷いからなんですけどねー♪

 

 それ以前にー♪今ユウキ様がしてる地上作戦に巻き込まれるからー♪改宗しそうですけどねー♪

 

 カイ様がなんかボロボロ死にかけなのにー♪ニコニコしてる女の子を連れて来てますねー♪グッジョブですー♪利用してー♪ちょっと演説を修正ですー♪これで政治がやりやすくなりますよー♪

 

「さぁ、神の御業を、その貸し与えられる力を見たところで我らの新たなる神を紹介しましょう」

 

 やっぱり強いだけでなくー♪そこに優しさがー♪あると人気がでますからねー♪神の御業もなにもー♪あれはユウキ様の世界の武器なんでー♪カイ様の本当の凄さは見せてませんけどー♪バレなければ良いのですー♪

 

 カイ様はー♪望遠鏡でなんとかぎりぎり見えるくらいの的に裸眼でー♪百発百中ですー♪あんなでかくて近い的をー♪し外すわけがありませんー♪

 

 それにしてもー♪うるさい民ですねー♪早く黙れですー♪これだからー♪演説は面倒くさいのですー♪おっー♪やっと静かになって喋れますー♪

 

「この力を貸し与えて下さる新たなる神こそ、彼!!マキリ・カイ様なのです!!今までの常識の教えとは全く違う新世界へ現人神のカイ様と共に歩みましょう!!」

 

 カイ様は変わることやー♪新しい手法を生み出すことをー♪推奨してますからー♪これくらい言ってもー♪良いと思いますー♪

 

 スラム街に居そうなカイ様が選んだー♪女の子がキラキラした目でカイ様を見てますねー♪良いですよー♪純粋な子供の仕草とこの姿は効果抜群ですー♪

 

 どんな演説よりも良い効果ですー♪もう後はいらなくないですかね?ー♪彼女は聖女とかにします?ー♪プロパガンダにはもってこいですよー♪ありとあらゆる演説や広告自体がー♪プロパガンダなんですけどねー♪

 

「今まで信じて来た神々の下で魔物に土地を奪われ、緩やかな滅亡に向かっていたのです」

 

 ダンジョンで勇者を消し飛ばしたのでー♪私達が悪いかもですけどねー♪

 

「カイ様の力の前にダンジョンですら攻略出来ないのが事実なのです!!そんな神々に我々の将来を、子供たちの未来を!!任せられますか?」

 

 あのSランクのヘヴィアーマーキングタランクトがいるボス部屋でー♪しかも倒しても鍵であるボスは隠れてるとかー♪カイ様の力とか以前の問題で攻略難易度がー♪異常ですー♪不都合な情報は与えないー♪政治をするためには常識ですー♪

 

「私は任せられない!!手遅れになる前に!!この時を生きる我々が子供たちの未来を守りましょう!!」

 

 神々をユウキ様は敵認定してるのでー♪敵に肩入れするならー♪ユウキ様から攻撃されてー♪殺されるかもですけどねー♪マキリ教を信じた方が良い人生になると思いますー♪

 

 ユウキ様が今頃ー♪ヴィーザ大森林をタランクトで魔物を殺って制圧しつつー♪ゴブリンでテロ攻撃で街を殺ってますからねー♪お外は修羅の国ですよー♪そんなにどうしようみたいに悩む事はないですねー♪

 

「神々の信託などカイ様に勝てないからこそ出した、嫉妬に過ぎないなのです」

 

 神々の理由なんて知らないですけどー♪銃とかレールガンとか絶対末梢対象ですよねー♪カイ様というかカイ様はの世界の武器ですがー♪とんでもないもの作りますよねー♪

 

「今までの常識にとらわれるのではなく、輝かしい未来を掴み取りましょう!!」

 

 強制はいけませんー♪自分で選ぶ事は大切なのですー♪自分で選んだ事は責任は自分にありますしー♪不平不満も出にくいですからねー♪

 

「待つのじゃ!!ワシはカイと、戦った事があるのじゃ弱くは無かったが神と争えるほど強いとは思えんのじゃ」

 

 ん?ー♪私の演説に割り込むとは勇気がありますねー♪誰でしたっけ?ー♪見たことあるような?ー♪そうそう、不潔で便利屋ドワーフの・・・ヴィシリアですねー♪このラスボスがヤバいダンジョン担当冒険者の第一人者で一目置かれてるBランクでしたかー♪

 

 どんなに頑張っても魔王を単騎で殺すミレーナとかゲーヘルに勝てるカイ様にBランクの冒険者がー♪勝てるわけありませんよー♪


「何年前ことでしょうか?神と並ぶほどの力をもう所有しているのですよ?」


「それがさっきの攻撃なのじゃな?正直なところSランクを超えるほどとは思えんのじゃが?」


 そりゃまだまだ近いですからねー♪カイ様は見えないくらい遠くてもー♪あれを当ててきますよー♪しかしどう返しますかねー♪


「命を賭けるなら、本気で戦ってもいいぞ?」


 おや?ー♪カイ様が珍しく防衛戦以外でやる気満々ですー♪デモンストレーションとしてはありがたいですー♪


「お主が神を超えるなら前衛を用意して良いじゃろ?そして前衛の命くらい保証出来るじゃろ?」


「そのくらいならハンディにもならんな好きにしろ。勝てたらAランクくらいは全員にくれてやるぞ」


「分かったのじゃ。少し待つのじゃすぐに集まるはずなのじゃ」


 Aランクか決めるのは冒険者ギルドなのですがー♪まぁ圧力かければどうにでもなりますねー♪カイ様が負けるなんてありえませんけどねー♪

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