設定集:ケディル共和国軍の準主力小銃について

「フレミムM/36」

・概要

ケディル帝国が滅び共和制国家に移行してから暫く経った頃、国内の防衛戦力の殆どをソ連に依存していた当時の状況を重く見た共和国軍の幹部達は脱ソ連を目指してある計画を始動する。

計画とは兵器の設計及び製造技術の研究とそれによる国産兵器の独自開発だった。


フレミムM/36はその過程で創暦1536年に共和国陸軍の主力自動小銃として正式に採用された。

フレミムというのは設計技師のフレミム・ロッツをリーダーとして極秘裏に設立されたフレミム設計局から来ている。


当時ソ連軍主力小銃だったAKMをベースに設計された小銃だが西側の設計思想も取り入れており、ぱっと見の外側はAKM擬きだが、発射機構はショートストロークピストン方式で右側のエジェクションポート排莢口にはダストカバーが付けられておりチャージングハンドルは本体左側にある。


初期のA型はハンドガードとグリップ、銃床が木製で作られていたがB型以降は製造コストや軽量化を考慮して全てGFRP繊維強化プラスチック製に変わっている。

そしてB型以降のM/36は全てレシーバー上部に暗視装置や照準器などを取り付けるレールが標準装備となっている。


現在ヒズチア大陸で最も生産されている小銃でありその安価さと安定した性能から大陸各国の正規軍から民兵、盗賊やテロリストにまで愛用されている。

既に次期主力小銃のフレミムM/58への更新が進んでいるが陸軍でも空挺部隊などの一部の部隊でC型が使用されており、海軍や空軍では未だに現役である。


・性能諸元

種別:アサルトライフル(自動小銃)

銃身長:

M/36A 500mm

M/36C 350mm

ライフリング:4条右回り

使用弾薬:7.62x39mm弾

装弾数:30発/60発/100発

作動方式:ショートストロークピストン方式

全長:

M/36A 960mm

M/36C 750mm(銃床展開)/ 505mm(銃床折畳み)

重量:

M/36A 3200g

M/36C 2750g

発射速度:600~650発/分

銃口初速:750m/s

有効射程:600m


・歴史

設計:フレミム設計局

製造:デボルド造兵廠

採用:創暦1536年

製造開始:創暦1539年

配備先:ケディル共和国軍

関連戦争:第一次北トルダー紛争、第二次北トルダー紛争

製造数:5憶8千万丁以上

バリエーション:

M/36A(初期型)

M/36B(繊維強化プラスチックパーツ使用型)

M/36C(カービンタイプ)




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