これは、違う。
おかしい。

そう思っても、心のどこかで「おかしいのは自分なのではないか」と思わせられてしまう怖さ。

まだ、読んでる途中なのですが、ふとそんな事を考えてしまいました。
続き早く読みたいなぁ(´・ω・｀)←バタバタ中

ある日、あなたの親しい人が別人と入れ替わっている。
しかし中身は変わっておらず、周りの写真や証言なども、その人は前から“そう”なのだ、という現実を突きつけられたとしたら……。

人の認識というものはかくも脆いもの、と思います。
自分が見ているものが本物か偽物か、明日にでもすぐにわからなくなる。そんな根源的な恐怖が人間にはある。

そんな精神を抉るホラー作品です。
ご一読あれ。

愛する家族の姿がまったくの別人になりかわっていたら、あなたはどうしますか。
声も違う、眼も違う、鼻も違う、体型も違う……それなのに、あなたの「家族」を名乗り、当然のように「家族」のように振る舞う。
あなたは……たえられますか？

変わらない日常が、奥さんという存在だけが変わってしまったら……。

変わらないことを是とする主人公が次第に追い詰められていく。
話が進むごとに、じわりじわりと恐怖がのしかかってきました。
どうなってしまうのでしょう……。

ある日、妻が別人とすり替わっていた。
なのに偽物は２人の思い出を語る。
おかしいのは自分なのか？

カプグラ症候群に侵された男は、何を見たのか……

異常なほど固執する毎時のルーティンには、恐怖すら覚えます。
自称天才小説家の運命やいかに……

一発屋の小説家。
次作を練るも上手くいかず、ストレスに蝕まれたのか、はたまた…。
日常から非日常へと移り、さらにそれは狂気さを増していく。

ルーティンを崩さないとする主人公の行動が恐怖に拍車をかける。
怖い。ただただ怖い。

日々をルーティン化し、毎日を淡々と過ごす主人公。
しかしある日そのルーティンが音を立てて崩れていく、脳の誤作動によって。

という、短編ストーリーなのですが、このお話もの凄く怖かったです。
誰が本当で、誰が偽りか、それを見抜けるのか。
そして、この脳の誤作動ともいうべきものに耐えられるか。

これ、実在する病気の一種みたいなんで、こんな事自分に起きたら怖いですよねぇ。周囲はもっと困惑するでしょう… 続きを読む

毎日、病的とも言えるほど同じルーティンを繰り返す主人公。
静かに従う妻。
毎日同じ時間に同じ食事を用意してくれる妻に、ある日、突然の異変が…！！

どこかに本当にありそうだから、余計に恐ろしい。
後味まで真底恐ろしい、本物のホラーです！

本当にある病気をモチーフに、ホラー仕立てになっています。

最後にじわりときます。

カプグラ症候群とは、家族・恋人・親友などが瓜二つの替え玉に入れ替わっているという妄想を抱いてしまう精神疾患の一種。

実際にあるこの症候群になってるとは気づかない主人公がどんどんおかしくなっていく様が、ものすごくリアルで怖いです。

毎日のルーティーンが、よりそのおかしくなっていく主人公を際立たせていきます。

そして、最後に・・・・・


実際にあるカプグラ症候群だと言うことが、読み終えた後に… 続きを読む