続・ネタな経歴

 大阪に移ってきて、最初の1年ほどは両親とネコと暮らしてました。

 自宅警備員兼、ネコのトイレ掃除係。


 静岡県の◯◯市に、両親は家を買ってたんで、そっちに住めば? とも言われたけど、車がないことには生きていけないようなど田舎です(現在はその家、強制的にわたしの名義にされちゃってるんだけど住む気に……なれません)


 母親は、昼夜逆転ぎみのわたしに、夜食まで作ってくれてたな。きちんと栄養バランス考えたものばかり。面目ない……。


 けど、お金ないのも問題だから、体調がマシになってくると暫く工場的なところでバイトもしてたけど、


 ――そうだ、オカマバーかゲイバーで働こう! と思いたち、求人探してみるもなかった。


 しかたないので、ホストをしていた。

 求人には27歳までとあったんだけど、わたしはオーバーしていたのに雇ってくれた。

 それが意外にもわたしに合ってて、楽しかったんだけど、またも昼夜逆転です。お酒も入ってるしね。


 でも、ふと、あることがきっかけで、ホストをやめた(ホストは歩合制なので、途中、ちょこっとキャバのホールスタッフもしていたこともあった)


 あまりにメンヘラちゃんと知り合ったことで、どうにかならんもんか? とそういう相談受けたり、生活の支援をするような仕事を見つけました。


 大きな精神科で、そういったボランティアを募集してたところがあって、何時間か講習を受け、ボランティアでも良いやと思ってやってました。

 けど、そうしてるうち、そういったことを業務にしていた事業所に雇用され、わたしの生活はようやく改善されたということです。


 ただ、そっち系の仕事は、殆ど重篤なかたの支援しかありません。

(何をもって重篤とするのかは、難しいですが)

 わたしとしては、もうちっと軽度というか、メンヘラ風俗嬢や、メンヘラのゴスロリちゃんどないかならんのか? という思いがあったのでその辺不満でしたけどね。


 色々と決められた枠内でしか、支援出来ないことも不満でした。

 例えば、利用者のかたに携帯番号教えちゃいけないとかね。24時間体制でないと困ることもあろうに。

 メンタル疾患のかたたちの生活に、血の通ったサポートが出来てないというのが現状でしたね……。


 そして、安月給……。

 そんな大変な仕事でもないんだけど、勉強しながらじゃないとという感じでした。


 看護師や臨床心理士といった方々とも飲みに行くこともあり、一緒に飲みに行くと特にそのお2人はしんどい。

 とんでもなく酒癖がベルセルクでメンヘラちゃんよりしんどいかも……。

 

 看護師 → 突然、暴れる系。

 心理士 → 女性で、クッソ絡み酒。

 他のスタッフは、早めにそそくさと逃げるように帰る感じです。



 そういう仕事って、枕元に鬼畜系マンガを置いておかないと、やってられないようなところもあります。そうして心のバランスとらないと。

 そういった不謹慎で悪趣味なマンガがなかなか解毒剤として作用するのでした。


 ちなみに枕元に山野一やまのはじめさんのマンガを置いてるのも、異色の経歴もわたしだけじゃなくて、元八百屋さんという方もいましたね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る