第21話 ふたりで企画を考える!?
たく「はー。仕事やんなきゃなー・・・」
昭仁「匠と愛央とあいちゃんに俺から仕事だぞー」
あお「なぁに?」
たく「アニシタノオレベッケンデイソガシインデスケド」
あい「たったー棒読みきゅぴ」
たく「ンデナンドス」
昭仁「今回は一大イベントの企画を考えてほしい。社長からのお願いじゃない。パパからのお願いだ」
たく「はぁ。その内容とやらは」
あお「フレフレ!パパ!がんばれぱーぱ!」
たく「えっ、持ってたの?」
あお「うん!(´。>ω<)ぎゅ〜♡♡♡」
昭仁「今さ、愛央がちょうどいいタイミングで応援してくれたけど、愛央の応援ができるような企画、なわけさ」
たく「完全俺らの自己満じゃね?」
あお「ふふっ。たっくんったら〜」
たく「なでなで。んであじすんの?ほんとに俺らの自己満で終わらす気?」
昭仁「ただ愛央が応援したら俺らの自己満だから、なんかその企画を作ってほしいわけよ。できる?」
双子「やりたい」
たく「はもっとんやんけ。ほれやんべさ」
昭仁「これ成功したら昇給と、愛央は休みでいいよ」
たく「特別待遇やん。俺は?」
昭仁「月給50万。それでいいっしょ?」
たく「いいよー」
ってなことで、この企画を引き受けて、やることになってしまった。愛央のチアをいかすとなると・・・
あお「ねーねーたっくん」
たく「なに?」
あお「愛央ね、できればみんなを応援したいの。たっくんもそうだし、あいちゃんも」
たく「そっかー。じゃあどうするっかなー」
あお「あ、これやってみる?」
愛央が引っ張り出してきたのは高校時代のアルバム。部活の写真とか懐かしいものばかりだった。
あお「懐かしいね」
たく「あのときの愛央に俺めちゃくちゃ励ましてもらったよ」
あお「だって・・・たっくんが試合出るって言ったら愛央必ず応援したいもん・・・」
たく「ん?試合・・・?」
あお「どうしたの?たっくん」
たく「これだ!」
あお「あっ・・・これならみんなを応援できる!」
たく「これにしたら社員の運動不足解消にもなるし、愛央の応援がみんなに伝わるんじゃね?」
あお「うん!それがいいよ!」
それから俺は大まかな企画を考え、企画書にまとめていた。昼の12時でまだやってた俺はあいちゃんと愛央にぎゅーってされてお昼にしてしまうことに。
あお「(´。>ω<)ぎゅ〜っ♡♡♡」
たく「どした」
あい「ごはんきゅぴ!」
たく「昼!?」
あお「うん。作って!」
たく「おっけ。待っててね」
企画の煮詰めを行いながら昼飯を作る俺に愛央たちはうしろで楽しみにしている。
あお「楽しみだね!何作ってくれるのかな?」
あい「たったーだからしゅごいのつくってくれるかなぁ」
あお「たっくん、がんばれっ。ふぁいとだよ」
たく「ぜーんぶきこえてるぞー。今日のお昼はあいちゃんと愛央の大好きなカレーライスにすんべ」
ふたりは大喜び。大好きなものを作るとなるとすぐに愛央たちははしゃぐのだ。さすが妹である。
あい「いただきます!」
たく「いっぱい食べなー。鍋いっぱいに作ってあるから」
あお「こんなに作ってくれてありがとう!」
たく「いいよいいよ。いっぱい食べな」
あい「あーいー!」
あお「うん!」
たく「待って・・・俺いいこと考えた」
あお「なぁに?」
たく「これよ。これ」
俺はこの卓上の料理を前に愛央たちへ言った。
たく「料理大会。愛央がチアリーダーとして応援する。で、俺含め男性陣が料理を作ってそれで審査員の方々に感想をいただくということ。愛央は応援が大好きだしこれなら愛央のエールも届くでしょうということ」
あお「たっくん、その提案あり!」
たく「まじ?」
あお「美味しいご飯食べられるから!」
たく「結局飯かよ」
あお「愛央たっくんのご飯食べたいぃ〜」
たく「はぁ」
愛央、地味に食いしん坊説。俺はこれを唱えつつ、企画をまとめ上げ、数日後に親父に出した。結果はこのまま使われることになってしまい、数日後に行われることになったのだ。
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