第19話 あいちゃんの幼稚園見学!?

あい「たったー!!」

たく「おーかえり。あに?どうした」

あい「こえみて!」

たく「ん?愛央〜。ちょっときて」

あお「なにー?あいちゃんおかえり!ぎゅー♡」

あい「きゅぴー♡」

たく「えーと?保護者幼稚園見学会を開催いたします・・・。ほへぇ」


あいちゃんは帰ってくると今日あったことを必ず話してくれる。だけど今日は手紙が配られたらしく、連絡帳を出してきたのだ。


あお「行く?」

あい「たったーたちこれるって!」

たく「どする?」

あい「あいたんたったーとねーねーいっしょがいい!」

たく「なら行こっか」

あお「うん!」


そして俺は翌朝父ちゃんにあいちゃんの幼稚園見学あるから俺ら休むとだけ伝えてあいちゃんの幼稚園に行くことにした。あいちゃんうきうきしてるよ。俺が父ちゃんに伝えると、父ちゃんはこう言った。


昭仁「有給にしとくから俺の分まで楽しんできて」

たく「おk。つまみは何がいい?」

昭仁「今日は枝豆。やっぱあれが一番よ」

たく「わった。んじゃ行ってくるわ」


金が入るぜ最高。でもあいちゃんは普段幼稚園のバスに乗るのに、今日は愛央にぎゅーってしてもらってる。あいちゃんの体、実は赤ちゃんサイズだから愛央がだっこできるくらいなのである。


あい「あおのぽんぽん、ふしゃふしゃしてるきゅぴ」

あお「お遊戯で使うって言ってたもんね。お姉ちゃんチアリーダーだから、応援しちゃうよ!」

たく「これって良いのか?」

あお「本命はたっくんだもん。ぴえん」

あい「あーおー、あのね、せんせーが、えーっと、あおとたったーだけあそべるよっていってたー!」

たく「俺ら見学する立場なのにいいのかそれって・・・」

あお「いいじゃん。わたし、あいちゃんと遊ぶもん!」

たく「根は子供か・・・」


俺は仕事の確認とかあるためにスマホをずっといじってたが、あいちゃんと愛央は大はしゃぎ。ふたりでたくさん遊んでいた。


あお「あいちゃーん。こうやって、こうするんだよ!」

あい「しゅごーい!(´。>ω<)ぎゅ〜♪」

あお「ぎゅーっ♡」

先生「匠くんは愛央ちゃんたちと遊ばないの?」

たく「俺地味に仕事に追われてるんですよね。遊びたくても遊べないっていうか・・・」

あお「たっくんも遊ぼっ!今日の仕事、パパやってくれてるって!」

たく「まじで?」

あい「きゅぴらっぱ〜!」

あお「あいちゃん・・・」

たく「なんだこれ。俺のデジカメ?」

あい「たったーとあしょぶきゅぴ!ぱぁ!」

たく「ふぁ!?カメラの中から写真と同じ電車とかのおもちゃが出てきた!?」


俺はビビった。あいちゃんがこんなことできるなんて。あいちゃんやっぱすごいなぁ。


今日は午前終わりだったので午後は愛央がチアをやるって言った。40万のチアユニを着た愛央にツインテールを作った俺はその後にあいちゃんに勉強の仕方を教えていた。その途中に愛央は後ろからバックハグ。赤いリップが俺の頬につくくらいのキスをしてきたのだ。


あお「こんなにガチメイクしたの初めてかも」

たく「超可愛くないですかちょっと」

あお「チアリーダーって、本当の人はこれより濃いんだって。私は可愛さ重視でそのままお出かけとかしたいからこのメイクにしたのだけどね」

たく「やっぱ愛央は愛央だな」

あい「たったー、できたー!」

たく「おーすごい!愛央まだやっちゃっていいよ」

あお「うん!フレフレあいちゃん!たっくんふぁいとー!」

たく「俺は応援しなくていいんだよったく。あいちゃんは頑張って覚えようね。お姉ちゃん応援してくれてるから」

あい「あい!」

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