第138話三章のあらすじ&キャラ紹介 ※ネタバレ注意

大変、大変お待たせいたしました……!(土下座)。

本日の昼から四章「恋の始まり」編スタートします。


毎日一話、もしくは二話ずつ四章完結まで毎日更新しますのでどうぞよろしくお願いします! 日曜日なんかはもっと更新するやも……?


またしても「更新が遅すぎて内容を忘れちゃったよ! まったくもうっ!!」という方のために、三章のあらすじをご用意いたしました。

情報量が多すぎてまとまりきってないかもしれませんが、参考にしてくだされば……!

よ、読み返した方がわかりやすいですよっ♡(お黙り)


キャラ紹介も載せておきます。ちなみに、読み飛ばしてもまったく問題はございません。いらないよ! という方は次のページへと進んでください。


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【三章のあらすじ】


 三年生へと進級したレセリカ。成績順のため仲の良い親友とはクラスが別れてしまったが、ラティーシャとは同じクラスとなる。

 しかし、担任は水の一族であるシィ・アクエル。警戒して過ごす中、シィは時々レセリカに接触を図ってきた。


 当たり障りのないことしか言わないように見えるシィだが、底知れぬ不気味さを感じるレセリカ。そんな折、他の生徒を通じてシィからの意味深な伝言を受け取る。

 罠かもしれないと思いつつ、指定された場所に向かったレセリカが出会ったのは、現王弟ヴァイスの一人息子、王位継承第二位のフレデリック殿下だった。


 フレデリックはレセリカに興味を示し、あろうことか自分を婚約者にしないかと言い出した。

 それ以降、隙あらば近付こうとしてくるフレデリックを避けるため、気を配る日々を送る羽目になる。


 フレデリックと出会ったことで、シィがなぜ妙な伝言を残したのかがさらに気になるレセリカ。意を決してダリアを伴い、シィに直接聞きに行くことに。

 しかし、話を聞いてもシィからはろくな情報を引き出せない。ただハッキリと、フレデリックを呼び出したのは自分ではないと断言されてしまう。嘘か本当かもまったく読めないレセリカは、手短に話を切り上げるしかないのであった。


 そんな日々が続く中、ついに風の一族でありレセリカの護衛、ヒューイが声を上げる。学園内だけでは調査に限界があるというのだ。

 シィの依頼主が王弟ヴァイスの妻であり、フレデリックの母、シンディーであるとほぼ確信した今こそ、彼女について調べたいというのである。


 しかし、前世のようにヒューイがいつ捕まって奴隷にされるかわからない。怖がるレセリカに、ヒューイは訳がわからず困惑する。

 そしてついに、レセリカは自分が一度人生をやり直していることをヒューイにだけ打ち明けるのであった。


 しかし、それを影から聞いている人物がいた。ダリアである。


 ヒューイはその件でダリアに探りを入れる。元素の一族の間で密かに受け継がれている「時戻しの秘術」。それをダリアが使ったのではないか、と。

 だが、答えは聞けずじまい。ヒューイもまた深く聞くことはしなかった。


 レセリカから許可を得て、シンディーの屋敷へと潜入することになったヒューイ。学園関係の書類を見つけた後、そこで予想外の人物と出会う。

 火の一族で最も厄介と言われている男、クライブ・レッドグレーブだ。彼の登場に、シンディーが依頼をしているのはシィだったのでは? まさか火の一族も? と混乱するヒューイ。

 答えは出ないままだが、どうにかその場をやり過ごしてレセリカの下へと帰るのだった。


 結局、ヒューイが持ち帰った書類を調べてもシィが学園に来た理由まではわからず、火の一族の動きも謎のまま。モヤモヤを抱えたまま、レセリカの進級が迫る時期となった。


 己の主であるレセリカがこんなにも頑張っているのに、守られるだけの王子様が気に食わないヒューイは、レセリカには内緒でセオフィラスに接触を図る。

 レセリカとの繋がりを悟られないよう、そしてセオフィラスにもレセリカを守らせるためにヒューイはあらゆる情報とヒントを彼に与えた。


 四年生から一般科へと進むことに決めたレセリカ。しかし貴族科と違って外部の護衛を付けることが出来なくなってしまう。しかもなんと、フレデリックまでもが一般科へ進むという情報を得る。

 それを心配したセオフィラスは、父である国王に相談することに。そして、騎士科最終学年の特別授業としてリファレットをレセリカの護衛にする手筈を整えた。


 問題は山積み、謎も多い中過ごした一年間であったが、その間にセオフィラスとの仲も少しだけ深めることとなったレセリカ。

 ラティーシャとリファレットも正式に婚約を決め、悪いことばかりではなかったように感じていた。


 進級すれば、レセリカにとっては未知の世界である一般科の授業が始まる。

 不安を抱きながら自分の将来のこともきちんと考えつつ、レセリカは問題に向き合っていく。




【キャラ紹介】※年齢は四章開始時のもの(レセリカ四年生)


レセリカ・ベッドフォード(12)

ベッドフォード公爵家長女。期待に応えようと必死で頑張る努力家だが、想定外の出来事に弱く、慌てることも。無表情がデフォルトだが、二度目の人生で本音を告げるようになってから少し笑うことが増えた。王太子の婚約者に選ばれる。


セオフィラス・ロア・バラージュ(13)

聖セントエデルバラージ王国王太子。幼い頃に姉を亡くしてから常に笑顔の仮面を被って人を信用しない。レセリカと出会ってからは彼女に心を開きつつある。無自覚に独占欲を発揮し、目的のために外堀から埋めていく系腹黒王子。


ラティーシャ・フロックハート(12)

フロックハート伯爵家長女。兄がいる。一時期はレセリカをライバル視していたが、今やレセリカとは友人関係。(ツンデレ発動により本人は否定している)人当たりが良く、自分が可愛いことを自覚している。


リファレット・アディントン(14)

アディントン伯爵家長男。晴れてラティーシャの正式な婚約者となる。体格が良く、堅物で真面目。騎士科最終学年となり、特別枠としてレセリカの護衛任務を受けることに。そのおかげで将来が約束された。


ヒューイ・ウィンジェイド

不思議な力を使う元素の一族が一つ、風の一族の少年。生涯でただ一人のために尽くす一族で、レセリカを主人に選ぶ。情報収集が得意。誰が相手でも態度を変えない、明るく飄々とした性格。貴族が大嫌い。


ダリア(ダリア・レッドグレーブ)

レセリカ付きの侍女。護衛もこなす完璧メイドだが、実は火の一族から追放されたという過去を持つ。レセリカ第一主義。時戻しの秘術を知っている……?


ロミオ・ベッドフォード(11)

ベッドフォード公爵家長男でレセリカの弟。姉様大好き。姉様は僕が守る。感情表現豊かで、厳かな雰囲気になりがちなベッドフォード家の光。見目と人当たりの良さで、女性にも大人気。


シィ・アクエル

水の一族。恐らく七年前の事件で毒を用意した張本人。依頼主はシンディー。どう考えても敵なのだが、レセリカやラティーシャ、リファレットにも助言をしたりなど、よくわからない行動を取る。


フレデリック・バラージュ(12)

王弟ヴァイスの一人息子で、王位継承権第二位。彼が王位を継ぐべきという派閥があるらしい。セオフィラスへの嫌がらせからか、レセリカに近付こうとしている。


ヴァイス・バラージュ

王弟であり、本来なら王位継承権第二位なのだが、息子が生まれた瞬間にその継承権を譲り、自らは世界中を旅して回っている。


シンディー・バラージュ

フレデリックの母。隣国から嫁いできた強気な女性。シィと繋がりがあるようで……?


キャロル・ネッター(12)

ラティーシャのお茶会に参加した大商家の娘で、学園でレセリカの親友となる。明るく素直であまり物怖じしない少女。レセリカが大好き。


ポーラ(12)

平民の生徒で女騎士志望。レセリカとキャロルの友達となる。レセリカとキャロルがとても好き。


ジェイル・ヴィシャス(14)、フィンレイ・バクスター(13)

セオフィラスの幼馴染み兼護衛候補の二人。


アリシア、ケイティ(12)

ラティーシャと幼い頃からの友人。現在はレセリカたちとも親しくしている。噂好き。


ドルマン・アディントン

伯爵家当主。前の人生でヒューイを奴隷にした人物。シンディーの愛人であることが発覚。


フローラ・バラージュ

セオフィラスの姉。九歳の時、毒で亡くなっている。

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