アウトサイド ヒーローズ

そらまめ

登場人物紹介(2025/09/15 更新)

文明崩壊世界人物名鑑


◇主要人物◇


レンジ(初出:“アウトサイド ヒーロー”)

男性・非ミュータント

大型バイクを駆り、山奥の辺境“ナカツガワ・コロニー”にたどり着いた青年。決して悪人ではないものの口数は少なく、眼差しには翳りと険がある。辺境の町へは、何やら目的があってやって来たらしいが……




ストライカー雷電(初出:“アウトサイド ヒーロー”)

「説明しよう!」

ストライカー雷電とは、文明崩壊前に放送・配信されていた特撮ヒーロードラマシリーズの番組名、並びにその主人公をつとめる変身ヒーローの名称である。電気の力を操るストライカー雷電は、地球総機械化を目論む侵略者“ディーゼル帝国”の機械生命体“エンジノイド”の軍勢と闘うのだ!




タチバナ(初出:“アウトサイド ヒーロー”)

男性・ミュータント(赤い皮膚、オニ・デーモンめいた二本の角)

辺境の町“ナカツガワ・コロニー”の顔役。酒場“白峰酒造”の店主であり、町の治安を守る“保安官”も兼任している。普段は気のいいオジサンだが、所々で只者ではない“凄味”を漂わせている。“タチバナ”の名は先代から受け継いだもの。




アオ(初出:“アウトサイド ヒーロー”)

女性・ミュータント(青い肌にオレンジ色の斑模様、大きな両手、特殊な???)

酒場“白峰酒造”の看板娘。穏やかで心優しく、少々内向的な性格。現在では珍しい、調理技能を持っている。幼くして両親をなくして、実の兄ともどもタチバナの養子になった。恋に恋する純朴な娘であり、“ストライカー雷電”の熱狂的マニアでもある。メカクレ。




マダラ(初出:“アウトサイド ヒーロー”)

男性・ミュータント(オレンジ色の皮膚に青色の斑模様、カエル様の頭部)

ナカツガワ・コロニー保安官事務所で助手を務める男。機械工作全般を得意としており、自称“天才メカニック”。アオの実兄であり、妹ともどもタチバナの養子となった。機械いじり以外の事柄には、あまり役に立たない。




アキ・リン(初出:“アウトサイド ヒーロー”)

ミュータント(アキ:犬耳、リン:鱗様の肌)

アキが男の子、リンが女の子。それぞれ親を亡くし、タチバナに引き取られた。マダラ・アオ兄妹の、年の離れた義きょうだいに当たる。2人ともヒーロー大好き、そして(程度の差こそあれど)好奇心旺盛。今日も元気に、面白そうなもの目掛けて突っ走っていく。




メカヘッド“先輩”(初出:“アウトサイド ヒーロー”)

男性・???

常にバケツ様の機械部品を頭に被り、手袋を身に着けている怪しい男。カガミハラ軍(ナゴヤ・セントラル防衛軍カガミハラ駐屯部隊)に所属する軍警察官である。勤続年数は長いが、階級は巡査曹長(ヒラに毛が生えた程度)。陰謀策謀裏工作、何でもござれの悪徳刑事。




チドリ(初出:“アウトサイド ヒーロー”)

女性・ミュータント(両手首から生えた翼、羽毛、足先を覆う鱗)

優れた歌い手である女性。かつて、“オーサカ・セントラル・サイト”辺縁部の“タカツキ・コロニー”にて、ミュータント酒場の女給を勤めていた。




ことり(初出:“アウトサイド ヒーロー”)

女性・ミュータント(首の周りを覆う羽毛、鳥類に似た両目)

歌をうたうことを、こよなく愛する少女。“オーサカ・セントラル・サイト”辺縁部の“タカツキ・コロニー”にて、ミュータント酒場の女給を勤めていたが……




滝アマネ(初出:“エントリー オブ ア マジカルガール”)

女性・非ミュータント

若くして“巡回判事”の地位についたエリート……であるが気さくで明るく、真面目な女性。とある大きな事件の事後監察を行うため、カガミハラ・ナカツガワ周辺地域に派遣されてきた。困っている人を見ると、放っておけない性格。




ドット(初出:“エントリー オブ ア マジカルガール”)

ぬいぐるみ型のドローン。

見た目は尻尾が生えた、オレンジ色の球体。跳ねるように移動し、可愛らしい人工音声で話す。口の中に収納スペースと作業用のメカニックアームを内蔵している。中の人などいない!




マジカルハート(初出:”エントリー オブ ア マジカルガール”)

"魔法少女マジカルハート"とは、文明崩壊前に流行した女児向けアニメーション作品。季節を司る4人の魔法少女が、地球を暗闇で覆い常闇の世界を作ろうと企む魔人"クラダーク"の軍勢と闘う物語である。





◇ゲスト・サブキャラクター◇

赤池ソラ(初出:“ナゴヤ;バッドカンパニー”)

女性・非ミュータント

ナゴヤ・セントラル保安局の新人捜査官。ナゴヤの町を守る、という使命感は人一倍。猪突猛進な性格である一方、自らの悩みや不安、フラストレーションをため込みやすい面も。




黄島ヤエ(初出:“ナゴヤ;バッドカンパニー”)

女性・非ミュータント

ナゴヤ・セントラル保安局の新人捜査官その2。要領が良く、いつもポジティブ思考。大ぐらいで惚れっぽい性格。お調子者だが、仲間思いでもある。




緑川キヨノ(初出:“ナゴヤ;バッドカンパニー”)

女性・非ミュータント

ナゴヤ・セントラル保安局の新人捜査官その3。真面目で冷静。物事を客観的に捉え、粛々と仕事をこなす……人間でありたいと思っているが、割と激しやすい。




XYS[イクシス](初出:“フェイク ハート ドリウン バイ ラヴ”)

???・???(サイバネティクス全身義体)

全身義体化している独立傭兵。性別、年齢、変異の有無等は不明。いかなる手段をもってしても“仕事”を果たすことをモットーとしている、悪辣非道な人物。義体に様々な武器を仕込み、時にはその義体すらも犠牲にして闘う、プロの仕事人。




ゲン(初出:“アウトサイド ヒーロー”)

男性・ミュータント(岩山のような肌)

ナカツガワ・コロニーのゲートを守る警備員であり、同村のイミグレーション審査担当者。岩山のような皮膚はとても丈夫。




“ママ”(初出:“アウトサイド ヒーロー”)

女性・ミュータント(長い首、ワニ様の頭部、うろこ状の皮膚)

“タカツキ・コロニー”にあるミュータント・バー“宿り木”の女主人。自身も若い頃は女給であった。優れた歌い手であり、従業員たちの母親的存在でもある。それゆえ、仕事と人情の板挟みになることも……




イチジョー(初出:“アウトサイド ヒーロー”)

男性・非ミュータント

カガミハラ軍(ナゴヤ・セントラル防衛軍カガミハラ駐屯部隊)に所属する軍警察官。大ベテランであり人望篤い男だが、出世欲や名誉欲は一切ない。通称“ホトケのイチジョー”。“一般捜査課”の課長を務めているが、主な仕事は暴走する部下のケツ持ちである。




クロキ(初出:“アウトサイド ヒーロー”)

男性・非ミュータント

カガミハラ軍(ナゴヤ・セントラル防衛軍カガミハラ駐屯部隊)に所属する軍警察官。機動部隊出身のたたき上げ。現場主義のスパルタンで、ストイックな男。イチジョーの後輩にあたるが、現在の地位はクロキの方が上。




ヨシオカ(初出“アウトサイド ヒーロー”)

男性・非ミュータント

“タカツキ・コロニー”を担当する保安官。強欲な男で、専横的な振る舞いが目立つ。横暴な態度に、反感を覚える住人も多かった。反社会勢力や、非合法なビジネスと関わりを持っているというのがもっぱらの噂。




ドクター・ホソノ(初出:”フィスト オブ クルーエル ビースト”)

男性・非ミュータント

"ブラフマー"から資金提供を受け、カガミハラ・フォート・サイト近郊のとある遺跡で、長年研究を続けている科学者。"ブラフマー"と協力関係にあるのは、とある目的のためらしい。




実験体??号(初出:”フィスト オブ クルーエル ビースト”)

?・?

非道な研究の末に生み出された、人工改造ミュータント。セントラル防衛軍の特殊部隊員でさえも制圧不可能なほどの驚異的な戦闘力を誇るが、制御技術は未だ不完全である。




サンゾウ(初出;"アウトサイド ヒーロー")

男性・ミュータント(三つの目)

白髪の、小柄な男性。酒場のマスター兼ピアニストを長年務めてきた。老境に入った事を機に引退を考えていたが、若く、前途有望な歌姫に出会った事をキッカケに店を彼女に譲り、自らは酒場のピアニスト兼歌姫の執事役として裏方に徹している。また、後進の楽士への教育も熱心におこなっている。




ハゴロモ(初出;"ウェイク オブ フォーゴトン カイジュウ")

女性・ミュータント(多面体のような頭部と多眼、ヒレ様の下半身と両腕に生えたヒレ、エラ呼吸器)

重篤な変異を持つ、若い娘。エラ呼吸のために水中でしか暮らす事ができない。通常の人類からは大きく離れた外見であるが、同様に重篤変異を持つ者からすると絶世の美少女らしい。




オノデラ(初出;"ウェイク オブ フォーゴトン カイジュウ")男性・非ミュータント貿易港都市"オーツ・ポート・サイト"の保安官を務める男性。よく日焼けした、爽やか笑顔のマッチョマンである。まだ若いが住人をよく気遣い、住人からの信頼も勝ち得ている。







◆組織など◆


ブラフマー(初出:“アウトサイド ヒーロー”)

文明崩壊世界の経済を支え、時に各地の都市統治に大きな影響を与える大企業たち。その“後ろ暗い仕事”を担う非合法取引・シンジケート。違法薬物に大量破壊兵器、オーバーテクノロジー遺物から、違法クローン、人身売買に至るまで、ありとあらゆるモノを扱う。徹底的な秘密主義と異様なほど先鋭化した合理主義に支配されており、“業務”を公にしようとする“危険分子”や、大きな損害をもたらすことが明白な“障害物”は、例え内部の人間であろうとも容赦なく抹消する。




イレギュラーズ(初出:“エントリー オブ ア マジカルガール”)

カガミハラ・フォート・サイトに本拠地をおくPMC(民間軍事会社)。カガミハラ軍と協力関係にあり、はみ出し者の傭兵たちの受け皿的な存在となっている。現社長は非軍事関係者であり、軍関係者が顧問・教導官のポジションに就いている。







■重度変異生物(モンスター)たち■


(NEW!)

オニクマ(初出;"アウトサイド ヒーロー")

鬼熊。全長は大型バンほど。強靭な四肢を持ち、後肢二足で身体を支え、長時間二足歩行をする事が可能。雑食性であり、普段は決して凶暴というわけではないが、冬籠もりを終えた春先になると一変して見境なく獲物を襲い喰らう。血液に特殊な成分を含み、出血すると即座に凝固し、鋭く堅い結晶の装甲となって肉体を覆う。歴戦の個体はまるで古代の伝承に語られる"オニ・デーモン"のような鋭い角を備えているように見えるため、"オニクマ"と名付けられた。




(NEW!)

ダガー・リンクス(初出;"アウトサイド ヒーロー")

牙山猫。全長・体高は小型バイク〜自転車ほど。長く発達した、ナイフのように鋭い牙を持ち、極めて獰猛。群れで狩りをおこない、鬱蒼と茂った森の中であっても統制のとれた動きで獲物を追い立てる。特殊な脳波を無線のように出し合う事で、鳴き声などの合図に頼らず、無音の狩りを可能にするのだ。彼らの牙は、山間部のコロニーにおいては武器としても活用されている。




(NEW!)

イバラジカ(初出;"アウトサイド ヒーロー")

荊鹿。体高はパワーショベルか、小型の工事用クレーンほどまでに及ぶ。全身を葉緑素を持つ毛皮で覆い、生命活動に必要なエネルギーのほとんどを光合成で賄う。頭だけでなく全身から生え出した角はバラの棘のように鋭く、彼らの身を守る鎧でもあり、雨水や大気中の水滴を集めて水分補給するための器官でもある。光合成をする為、普段はほとんど動かないが、決して安全な生物ではない。特に春先に全身の角が抜け、柔らかい"袋角"が生え出す時期は繁殖期でもあり、極めて凶暴になる。





(NEW!)

???(初出;"ボーイ、ガールズ アンド フォビドゥン モンスター")

"コロニー喰らい"とも渾名される危険生物。あらゆる監視網を潜り抜けて町に侵入し、瞬く間に全ての住人を喰らい尽くす。後には無人の"町の死骸"が残されるのだ。被害件数は多くはないが、侵入されたコロニーは確実に殲滅されるために恐れられている。また、"捕食"を果たした後には速やかにその場から去るため、詳しい生態はおろか、その姿さえも明らかになっていない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る