新人なんてもう出てこなくていいんだぜ?(レビュー失格なタイトル)

 初めて書いた作品が書籍化とか、執筆一年程度でランキング一位とか、爆ぜればいいのにってたまに……嘘です、よく思います。
 そういう話、マジで、うっせぇわ!(ちょっと古い)
 こちとら書き始めた頃から既に十年は経っとるわ(書いてない期間もあったけど)、それでも本当に飛び抜けた作品なんて書いたことないわ、書籍化も入賞もまだまだ彼方の夢だわ……などと私は人知れず愚痴っております。

 そして、無駄に長い期間書いているからこそ思いますが、今のウェブ小説界隈では長年書いてきた人ってちょっと不利です。
 私の創作の根幹にあるような作品と、今のウェブ小説で人気が出る作品は、かなり傾向が違います。そのため、長年の経験のせいで逆に今の流れとかみ合わないことがあります。
 今のウェブ小説に感化され、それに似た傾向の作品を書くことは、今のウェブ小説界隈では成功ルートだと思います。

 さて、本文の紹介が後れましたが、このエッセイでは、ある日突然一位を取ってしまったという夢のある体験談が記されております。
 それを聞いて、「そんなん才能ある人にしかできねぇよ」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
 まぁ、確かにそうだとも思います。
 しかし、なんとなく適当に書いてみたら何故かものすごく人気が出ちゃったてへぺろ、ということが起こり得るのもこの業界です。(てへぺろって古い?) 
 経験が少ないからこそ生まれる、新鮮で面白いストーリーというものもあるものです。
 それに、ウェブ小説の読者は、小説書きとしての技術はさほど求めていません。面白ければそれでいいと考えている方が大勢いらっしゃいます。多少変なところがあろうが、ある意味それもネタにして楽しんでいる節さえあります。
 ミポリオンさんに積極的に焚きつけられて、小説投稿を始めるのは十分ありだと思います。
 ミポリオンさんに続き、あなたもウェブ小説界隈を賑わしてみませんか? 作中で紹介の通り、小説の投稿先として、カクヨムはかなりよいサイトだと思いますよ?

(あ、私は実のところ、人気をかすめ取っていく新人さんはもう出てこなくていいと思っているので、ためらっている方はさっさと諦めてください。……なんて、冗談ですよ? ニコッ)