わたしをグアムに連れてって エピローグ
三人は時間を忘れてキャッキャウフフなひと時を過ごしました。
そんな事は
「ミクリさーん! 点滴交換の時間で……す……けど……」
そこにいたのは何故か水着姿の少女達。
廊下から明かりが差し込んだことで、既に魔法の効果は無くなっています。
「…………」
「………………」
一瞬の沈黙が流れて。
看護師は黙ってパタンと扉を閉めました。
「ねえ……。もしかして私達、変態集団だと思われたんじゃ……」
青ざめるアズサ。
「もしかしなくても絶対そうだね」
「ちょっと―! どうすんのよこれ! ……は! そうだ、ミクリ! 今すぐ時間を巻き戻して!」
アズサはミクリの両肩を掴んで強く揺さぶります。
「ちょ、止めてー! そんな事言われたって無理だってー!」
アズサは喚きながら今度はガックリ両膝を付いて項垂れます。
「うあああああ! 恥ずかしすぎるー! 私とした事がなんて事をー!」
普段から真面目なアズサ。
失敗に対する耐性を持ち合わせていないようです。
そんな様子を見たカレン。
「よしよし」
アズサの頭を優しく撫でるのでした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます