収録、今から!?
「あぁ…話し会わせてくれてもよかったじゃんかよ~そのせいで私怒られたじゃんか!」
「じゃぁ最初から正直に全部話してればよかったのに」
「うっ、正論が飛んできた…」
「カルラのゆうとおりだぞ、で、俺達はどんなことをするために連れてこられたんだ?収録するなら早くしないといけないし」
マキナさんがライライブの社長霧島さんにプチ説教された後、俺達はライライブの本社の中を歩いていた
流石大勢のライバーが所属しているだけあってなかなかの広さをしているさっきたからすれ違う人数も多いし
「今日はここで収録をするぞ~」
「おぉ!」
「広いな!」
「広い…」
三人とも語彙力が小学生並みに落ちる位の広さだった、もう広すぎて歌手のコンサートのステージじゃん!と思った、観客席は無いけども
「ライライブが大型イベントのときに配信で使ってる所だからね~」
「こんなに広いところで配信してるのかよ…ってか、そんなところで何を収録するんだ?普通のことをするんだったら普通のスタジオでいいんじゃ?」
「そうだよ!ゲスト回だからってそんなに広さ必要ないでしょ?」
「そうだな、普通のスペースで問題ないと思うけども」
俺達が当たり前の事を聞くがマキナさんは何故かキメ顔をしている
いや、マジでなんで?
「まぁ、この後すぐに分かるよ、じゃぁ皆準備してくれたまえ」
「えぇ…」
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「はい!今週もやって参りました!ライライブウイークワン今回はゲスト回とゆうことでゲストの皆さんどうぞ!」
「どうも!エナライブ三期生、最近変なことに駆り出されることが多い如月常影だぜ!」
「エナライブ零期生、永遠の零、渦巻輪廻だよ」
「なぜ呼ばれたか一切理解できていない個人勢の電脳響雷だ」
「今回は私を含めたこのメンバーでやっていくよ!」
こうして本当になにも聞かされていないまま収録が始まった
「まずはNINE誤爆チャレンジだよ!」
「誤爆?わざと送り主を間違えて送るってことか?」
「そーゆーこと!五分間でメッセージを送って、相手に見られるか見られないかのスリルを味わうゲームだよ」
「えぇ…俺これやりたくねぇ、やらないとダメなの?」
「そうだよ!やるんだな!常影!今ここで!だよ」
「おい、なにそこ二人で正体がバレた全身が固い巨人と大型の巨人が同時に巨人化するシーンをやってんだよ、アニメ見直せ、声似てないぞ」
「あ!巨人のアニメね僕好きだよ!」
「ってかこの台詞聞かされてるって事は俺が超大型か、逆にしてくれよ…」
「常影は鎧の方が好きだからな、超大型だったら食われるし」
おっと話がよくわからない方向にぶっ飛んでる気がするが、とんでもない企画なのは確かだ。できればさりげなく違う企画に変更させたいが…無理だろうな…
「で、マキナ。送るメッセージは決まってるの?」
「決まってるよ!えーと『やっほー!今週の週末、暇?暇だったらデートいこう!大好きだよ!』どうだ!インパクト強いだろ!」
その場の空気が凍りついた、これ見られたら結構まずくない?と
まだノリで返してくれるならまだしも、本気で捉えた時は言わずともだ
その場の誰もが思った『これは地獄だ』と
「まずは最初に常影君行ってみよう!」
「え"俺?これ誰に送ってもいいんですか?」
「いいよ~ただしこの場にいる人以外でね」
くっ…誰でもだから駿介やカルラに送って終わらせようとしたのに、その抜け穴が使えないとなると今絶対NINEを見ない人は…
「じゃぁ、おれは寝占スイにしよっかな、どうせ寝てると思うし」
「寝占さんか!常影も凄い最初っから行くねぇ」
「スイさん、僕まだ話したことないな…」
「ほら、送信したぞ!五分早く数え…あ"」
NINEの画面には起読と送信してすぐに画面に表示された
「うっそだろぉぉ!」
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