にゃ~!
配信切り忘れをした日の夕食、リビングには真剣な表情をした両親の姿があった
最初に母が口を開く
「いつも配信お疲れ様、ところで聞きたいんだけど猫飼いたいの?」
あれぇ?なんか怒られると思ってたけどどうゆうことだ?
「配信のあとで言ってたじゃん?猫飼いたいな~って」
「そ、そうだけども、どうした?」
すると父さんが
「どの品種が好きとかあるのかい?」
え、えぇ~なんだこれ?就職の面接で聞かれた内容ばりに意味がわからん
結局何が言いたいんだ?
「強いて言うならマンチカンかなぁ?何この質問?」
「猫飼うって言ったらしっかりと世話する?」
「紗英までどうしたんだ?いきなり?世話は勿論するけどさ…」
その後、何事もなかったかのように夜ご飯を食べ、いつもどうりそれぞれ寝た
~~~~~~~~~~~~~~~~~
次の日、会社で少しばかりの注意と先日の常影神話シリーズ化おめでとうと言われまたもいきなり収録を行った
「あの常影神話シリーズスタッフに台本あるのズルいよなぁ…ってか切り忘れ全然怒られなかったの意外だったな」
確か切り忘れに関しては白川モカ先輩が有名だ、配信が終わったと思いそのまま寝落ちしてた配信は白川睡眠ASMRとしてエナライブの中では有名になっている
その時もあんまり怒られなかったらしい
エナライブって自由だよなぁ
そんな下らないこと考えてるうちに家に着いた
ドアを開けようとするといつもなら空いてるはずなのに家の鍵が掛かっていた
「なんで?いっつも掛かってないのに?車あるしなぁ?」
不思議に思いながらもインターホンを鳴らすとカチャっと音がなってドアが空いた
「ただいま~どうした?なんかあったのか?」
「いや?何でもないけど?ほら、早く入りなよ虫入ってくるしょ」
「せやな」
どうしたんだろう?なんかいつもよりソワソワしてるってゆうかなんだろう?
手洗いうがいを済ませてリビングへ戻ると母さんが幸せそうな顔で寝てた
「今日そんなに疲れるようなことしたのか?それにしても幸せそうな顔してるけど」
「良いことがあったんだよ!そういえば今日配信やるの?」
配信ねぇ~どうせやんなくても暇だからやるけどさ
「やるけどなんかあった?」
「いや?色々と面白そうだなって思っただけだよ~」
なんだよ面白そうなことって?
「部屋いってみれば分かるとおもうよ、行ってこい!健闘を祈る」
「自分の部屋に行くだけなのに大袈裟な…まぁ配信の準備しますか」
そして俺はリビングを出て二階へとあがり自分の部屋に入る
「?なんも変わったところないけどなぁ?何だろう面白いことって」
その後普通にいつもどうり配信を始めた
「どうも如月常影です!今日はゲームやすんで雑談していこー!」
【お~!】
【流石にチキンレースはやんなかったか】
【昨日案だけ頑張ったんだから休ましたげて】
【大丈夫?怒られなかった?】
「怒るってほどでもなかったかな?軽く注意されただけだし」
【良かったな】
【エナライブ緩いことに定評があるからな】
【睡眠ASMRもあんまり怒られてなかったって聞いたし】
「そうだな、エナライブでよかったな」
「にゃん」
【あれ?なんか聞こえなかった?】
【俺もなんか猫っぽい声が聞こえたんだが】
【猫っぽいな】
【猫がおるのか?】
「え?俺んち猫飼ってないんだけど?ってうわぁ!何これなんで子猫おるん?おかしいって!」
【サプライズか】
【昨日飼いたいって言ってたしな】
【家族が連れてきたかもよ?】
【友達の家の猫に一票】
こうして謎の猫と出会った
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