案件だってよ!
公式チャンネルの収が終わり放送当日、俺のはとったーにDMが来ていた
「ん?誰だ?楽曲依頼なら不眠症Pの方に来るはずだし?」
送ってきた相手も俺が全く知らない人だった
「う~んと?『会社の方に依頼したのですが本人の許可だけで勝手にやっていいよ!と帰ってきたので連絡させていただきました。案件って受けてもらうこと出来ますか?』って案件って普通会社が受理するもんじゃないの!?」
取り敢えず桐谷さんに確認をとったところ
『本人達がやりたければやっていいよ~、一応会社のはとったーにも書いてあるしね!』
と返ってきた、確認してみるとしっかりと『案件は基本的に全部OK!依頼するときには会社じゃなくてVTuberの皆さんに直接どうぞ!』と書かれていた
「この会社自由すぎだろ…まぁその分スムーズに進むってのもあるけどさ…」
取り敢えず『大丈夫ですよ!』と送ったところ二分後位にまたDMが届いた
『今回常影さんには私達が作成した新しいゲームをやって頂きたいと思っております』
へぇ~ゲームか、それなら俺の得意分野だし大丈夫そうだな
『分かりました!その案件受けますよ!』
そうして、俺は初の案件を貰ったのだった
~~~~~~~~~~~~~~~~
「はい!どうも皆さんこんばんわ~!如月常影だぞ!」
【あ!お悩み相談の人だ!】
【何でも知ってる凄い人だ!】
【じゃぁ俺の彼女できない理由を教えて欲しい】
【シリーズ化して欲しい】
「皆!観てくれてありがとな!流石の俺でも彼女出来ない理由は分からんよ」
【そうだよなぁ~】
【乙】
【今回案件ってマ?】
「そうそう!なんと今回ゲーム会社さんから案件貰いました!いえい!」
【おめでとー!】
【さぁ、どんなゲームなのか】
【新作のゲームだったら楽しみ】
「今回やらせて頂くのは『チキンレース』ってゆうゲームだよ!」
【チキンレース?】
【車と車で争うやつ?】
【まぁ、たまによくあるバカゲーか?】
「まだ俺もやってないから分かんないけど結構内容量大きいから凄いんじゃない?」
取り敢えず渡されたデータをダウンロードしてゲームを開く
まず画面に映し出されたのは一匹の鶏だった
【あ、察し】
【チキンてそうゆうことねw】
【マジでバカゲー来ちゃった系か?】
【このゲーム名前で大体予想はついた】
うん、俺も分かったよ。どうせあれだろこのチキン(鶏)を走らせるゲームだろ
「待て!まだバカゲーと決まった訳じゃない!レースするゲームで神ゲーもあるだろ!」
【あれね、馬走らせるやつ】
【?…まがれぇぇぇ!!!】
【?…曲がった!ハリ○テエレジーが曲がったぁぁぁ!】
【そっちかよw俺馬が女の子になって走る方だと思った】
【なっつw結構前のやつじゃなかったっけ?】
「なんでそっちなんだよ…今流行ってる方だよ!誰が曲がれずにクラッシュクラッシュする馬出てくるゲームつったんだよ!」
懐かしいなぁ、今でもたまに貴方へのオススメに出てくるんだよな、いつ見ても面白すぎて見始めたら止まんないんだよなぁ…
「ほら!チュートリアル始まったよ!」
画面には一羽の鶏がいる
「これを画面長押しで進むのかな?」
取り敢えず画面を長押しすると鶏がてくてくと進んでいく
「なんか思ったよりのんびりとしたゲームだな」
そのままゴール直前に差し掛かった瞬間トラックがいきなり隣から出現した
「え"?どゆこと?ゲームオーバーって死んじゃったよこの鳥!」
【想像どうり】
【期待を裏切んないスタイル、素敵です】
【バカゲーだなこれ】
【エナライブのゲームの案件でまともなのあったけ?】
「に、鶏~!つまりこれあれだな、トラックに当たらないようにレースしていくゲームだな。そしてなんかコイン貯まったけどガチャでもあるのか?」
取り敢えずキャラクターと書かれているメニューを開いてみると未解放と書かれた文字がずらーっと並んでいた
「なにこのキャラ数!チキンだけで何羽種類いるんだよ…」
【156種類です!】
【運営さん降臨したw】
【種類エッグw】
【よくそこまでバラエティー豊かに出来たなw】
「取り敢えずガチャあったし回してみるか」
ガチャ!と書かれているマークをタップするとオーブントースターの上位版みたいなやつが出てきてチン!とゆう音と共に鳥が出てくる
「演出に悪意がある気がする…で、今回入手したのは『メタリックチキン』だね」
【メタリックw】
【外見サイボーグなんだよなぁ】
【性能凄そう】
「え~っと能力は一度だけトラックを大破させることができる…チートじゃん!」
【破壊じゃないのね】
【大破…つまり止めることは出来ないと】
【よくみると下の素早さのステータス平均よりちょっと下だな】
【流石サイボーグただ固いだけか】
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