昔話

舞の昔の写真を見て五分後


「はーいお待た…待って!二人ともなに見てるの!?」


「舞ちゃんの昔の写真をちょっとね~」


「ママ!勝手に見せないでよ!恥ずかしいでしょ!!」


「見たいっていったのは龍介君だけどね~」


え?ちょっと


「昔の写真勝手に見ないでよ~ばかぁ~」


ちょっと泣きそうになりながら腕をポカポカというような効果音が付そうな感じで叩かれた


「そういば龍介君に聞きたいんだけどね舞ちゃんて会社でうまくやれてるの?」


「そこは大丈夫だと思いますよ、しっかりと仕事こなしていて他の人のマネージャーとも仲良さそうでしたしボッチってゆう感じではないと思いますよ?」


「そうなんだ~舞ちゃんって高校大学の時友達あんまりいなかったからね~それとさもう一個聞きたいのがさ五年くらい前にさ舞ちゃんって一回車に引かれかけてるんだよね、」


「そうなんですか?それをなぜ俺に?」


「いや~その時さ舞ちゃん奇跡的に通りかかった人に助けてもらったんだけどね~」


ん?なんか心当たりが


「その時助けてくれた人は髪はちょっと長かったし違うかも知れないけど龍介君に似てたんだよね~」


「あの~それって場所渋谷ですか?」


「そうだよ~」


「たぶんそれ俺であってます、あれ!?ちょっと待って!あの時の人って舞だったの!?」


「あのあと舞ちゃんったら龍介君にいつか恩返しするって目を輝かせて言ってたっけ」


「待って待って!それ以上はダメ!」


「優良さん、それ以上は本人たちで話をするべきだと思うよ」


「そうだね~じゃぁこれ以上は舞ちゃんから聞いてってことで龍介君ってVTuberの常影くんやってるんでしょ?今日は配信やる日じゃなかったっけ?」


「そうですね夜の8時からなんでまだ大丈夫ですよ?」


「それじゃぁ今四時くらいだから早めのご飯にする?私結構料理上手いんだよ~」


「えっ?いいんですか?」


「いいよ~じゃぁ作ってくるね~」


そういって優良さんはキッチンの方にいった


「じゃぁ僕も付いていこっかな~後は若い二人でってゆうやつだよ~何してても見ないようにするから存分に楽しんでてね~」


「いや!しませんよ!?そんなこと!」


隣を見ると舞が凄く顔を赤くしていた


「「……」」


な、なんかとても気まずい…


「あ、あのさ私が引かれそうになったとき助けてくれてありがとう」


「人を助けるのは当たり前だからね」


「さっき…」


「さっき?」


「さっきいってたなにもしないって私には魅力がないってこと?」


「そ、そんな訳じゃないよ!?付き合ってもいないのにそんなことしたダメだって事だよ」


「ふーんならいいや!多分ママはりゅうくん帰らせないようにしてくると思うけど私の部屋で配信やる?一応機材はあるし今日って確かお絵かき配信だったよね?多分少しはサポートできるからどう?」


「まじか…舞がいいならそうするね」


「そうだ!確かりゅうくんってプロ○カやってたよね?どうせパパとママしばらく来ないからフレンドになってやろー!」



そうしてしばらくの間舞の両親が戻ってくるまでプロ○カをやっていた


「むぅ~思ってたのと違う」


「いっつもママの思いどうりにいくとは思うなよ!」


「まぁまぁ優良さん二人の仲も縮まったらしいし良いじゃない」


「とりあえずご飯食べよ!意外と作るのに」時間かかっちゃった


そう言われて大きな海老の天ぷらがのっかったうどんが出てきた


「あれ?冷蔵庫にうどんあったっけ?」


「優良さんが最近うどん作るのにはまっててね家で作った麺を持ってきたんだよ」


手作りでこの見た目!?店で出てくるような完成度だぞこれ!?


「「いただきます」」


うぉ!

しっかりと汁のだしがきいてるし麺がしっかりと汁にからまってて下手したら店よりうまいぞこれ!!


「二人とも美味しそうに食べてくれて嬉しいわ~」


そしてあっとゆうまに


「「ご馳走さまでした!!」」


そして時計を見たらもう7時半を過ぎていた


「あ~もうこれはここで配信やるしかないな~」


「ママ大丈夫だよ私の機材貸すから」


「私も近くで見てていい?一回配信の様子見てみたかったんだよね~」


「いいですよ、ただしあまり物音たてないで下さいね、音意外と入るので」


「分かったよ~」


こうして配信準備へととりかかるのだった

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