第2話 噛み合わない面接

 次の日俺はsyu○ouさんのTシャツとぼうしをかぶり面接の会場となるビルへと向かった

 久々に妹と話して馬鹿Tシャツとフラミンゴどっちがいいか聞いたら


 流石に面接に馬鹿Tシャツはヤバイとのこと


 デザイン結構好きなんだけどな


 そうして三階の面接会場へと足を運んだ俺だったがとてつもなく場違い感を思いっきり醸し出していた


 いやだって面接会場に男の人一人もいないんだもん

 ITの会社って男の人多いイメージだったけど女性の割合が高いんだなって思った


 そんなこんなで男の人を一人も見かけないまま面接の順番が来た


「はい!では堀田龍介さんで間違いないですね」


「はい」


「それでは早速質問していきたいと思います」


 面接官の人は男の人一人と女性が二人だった


「何故この会社に入ろうと思ったんですか?」


 早速定番の質問来た!

「はい、じつは私ゲームが好きなのでそれに関連した職業につきたいと思いました」

「本当は?」

 やっぱり嘘はいけないな


「妹に知らないうちに書類を送られてなにがなんだかわかりません」

 すると真ん中で座っていた男の人が口を開いた


「君はどれくらいの実力を持っているんだい?」


「そこら辺の大会で優勝できるくらいには」


「ほぉ面白い!話を変えるが週に何回ぐらい(配信を)できそうかい?」


「前にバイトしてたところが週に六回だったので、でも最大1ヶ月休みなしでも(仕事を)出来ますよ」


「1ヶ月毎日(配信)出来るの?!じゃあ目標は?」


「いつかは(会社の)トップへと上り詰めたいと思っています」


「熱意があっていいね。君は今日からここに所属してもらう。頑張ってトップVへと登り詰めるんだぞ!」


 トップVってゆうのがこの会社の社長の事なのかな


「ところです龍介くん君はボカロが好きなのかね?」


「はい!作曲する側に一度なってみたんですけどあまりヒットしなくてそこからは聞く専門になってますね」


「見た感じ君はsyud○uさんがすきなのかい?」

 凄い!この人Tシャツを見ただけで分かるなんてまさか

「あなたも好きなんですか?」


「あぁそうだね実は私ねブナッシーの曲を出した所から聞いてるんだよ」


 この人最古参じゃないか!

 その後自分たちの好きなボカロpについて話し合っていたら


「あのー社長?もうそろそろ次の人いかないと‥」

 えっ!!この人社長だったの?


「チッ、他の人は君に任せるから」


 この人舌打ちしたぞ!?


「だめに決まってるでしょ!!」

 何なんだこの人?社長大丈夫?


「しょうがない堀田くん、なんか連絡ツール持ってない?あったら交換しよ?」


 いや!!軽いな!いいけど


「ディスコやってますか?俺恥ずかしながらスマホ持ってないんですよ…」


 こうゆうときに不便だなスマホないと


「まじで!スマホ持ってないのか~じゃあさこの後空いてる?」


「はい、暇ですけど?何か?」

 何だろうこの感じでいったらご飯の誘いかな?

 紗英もご飯に誘われたりするかもしれないからってお金くれたんだよなぁ

 あとでしっかり働いて返させてもらいます


「一緒にさスマホ、買いにいかない?」


 ん?都会式の冗談か?



 俺のすんでる所が田舎過ぎたのか?それとも都会の人はご飯行く?みたいなノリでスマホかうのか?


「社長!堀田くん凄い困惑してますよ!…ゴメンね堀田くん、ちょっと社長他の人とはちょっと違うからたまに凄いこと言っちゃうんだ」


「大丈夫ですよ、一瞬都会の人はこうゆうノリでスマホかうのかと思っただけですから」


 やっぱりこの社長がおかしいだけだったのか


「とりあえず下のゲームセンターで待ってて!」


 そう言う社長はどこかに電話をかけた


「もしもし?新しく入社する…うん、そうそう、でさ案内を…」


 もしかして俺採用決まったのか?

 良かったぁこれで紗英も喜ぶかな


「今から君のマネージャーになる人を呼んだからエレベーターのとこ向かって、そこにいると思うから。俺は残りの面接終わらせて向かうから四十分位待ってて!あと君採用ね」


「あ、ありがとうございます!エレベーターのとこに向かえばいいんですね、じゃぁまたあとで会いましょう!」

 そういって俺は鼻歌を歌いながらマネージャーさんが待っているとゆうエレベーターへ向かった


 あれ?でもなんでIT企業なのに一人一人マネージャーがつくんだろう


 そんな細かいことを気にしてる暇もなくエレベーターの前でマネージャーさんと思わしき人に話しかけられた


「堀田さんですか?初めまして!マネージャーをやらせてもらう斉藤 舞と言います!宜しくです!」


 元気一杯の女性の方かすごく明るいけど話しかけやすいそんな雰囲気だな、

 あと凄い美人さん


「どうも、今日からこの会社に勤めさせていただいくことになりました堀田龍介と言います、こちらこそすよろしくお願いします」


 そうして斉藤さんの方を見ると何故かフリーズしてた

 ま、まさか!

「僕のマネージャーとか嫌でした?嫌だったんなr」


「そんなことないでしゅ」


 おぉ凄い勢いで否定されてしまったと言うか噛んではずかしがってる姿見ると何故か苛めたくなる


「大丈夫です『あ、あの!』」


 うぉお?どうした


「その声で舞ちゃんっていってくれませんか?」


 なんか凄いお願い来たぁ!






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