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〈ハルト視点〉
途中にあった大きな公園の駐車場に車を止めて
窓を開けてヒナが作ってきてくれた
ハンバーガーを食べた
ハルト「俺サンドイッチよりもハンバーガーの方が好き」
「だと思った…笑」
ヒナの言葉に「何で?」と顔を向けると
水筒から何かを注ぎながら笑っていて
「はーちゃん、ハンバーグ好きだし…
前にロールパンにポテサラ挟んだのを
出したらお肉どこって顔で探してたし?笑」
ハルト「うちじゃロールパンにはウイナーなんだよ!笑」
「男の子だからね」
ハルト「ヒナの料理は好きだけど… ラーメンだけは下手だよね?笑」
「下手ってなによ!!」
ハルト「野菜入れすぎてスープがドンドン薄くなるもん!笑」
「だって野菜も食べなきゃ…」
ハルト「ラーメンは俺の方がうまいよ?笑」
ちょっと怒った顔をして「なによ…」と
ハンバーガーを食べるヒナを見ながら
いいなと思った…
こんな風に俺が運転する車で出掛けて
そこには…俺たちによく似た子供がいて…
ヒナが作った手作りのお弁当を食べるんだ…
そんな普通の幸せがきたらいいなと思った…
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