〈陽菜乃視点〉







「てっ…感じにしたらどうかなって思ったんだけど…」






サクラ「雑誌みたいに

   1DAYスタイルってやつを見せるって事ですね…」






ソウジ「・・・・・・」






またランチミーティングに2人を誘って

ウサギが提案してくれた案を2人にしてみた…

蒼司君は腕を組んだまま何も話さないでいる…






「・・・・どうかな?」






ソウジ「案は面白いと思います!

  出来上がらないとなんとも言えませんけど

  ただ…仕上げる時間あります?」






サクラ「・・・・説明会はGW開けて直ぐですね…」







ソウジ「課長達のチェックもいるから…

  4月26日の朝までには仕上げなきゃいけませんね」






「・・・・それで…二人にお願いがあるの…

  通常の仕事があるから残業にもなるし…

  土日も…出勤してもらわなきゃいけないけど…

  コレを一緒に作り上げてほしいの!」






サクラ「・・・・先輩に頼まれたら断れませんよ…」






「さくら…」






ソウジ「残業…休日出勤…」






「・・・・厳しいかな…?」




 


ソウジ「いいんじゃないです?笑 なんかサラリーマンって感じで!」






初めて蒼司君が笑った顔を見て

私も桜も驚いてしばらく固まった…






サクラ「アンタ笑うの!?」






ソウジ「失礼な先輩ですよね?笑 人間なんだから笑いますよ」






「生意気な口はそのままなんだ…」






ソウジ「・・・・アレは半分…

  プライベートな内容だったじゃないですか

  鍵持って帰って行くし人形は壊すし…」






サクラ「鍵?人形なんです??」






「壊したの気づいてたの!?」

 





ソウジ「どうせ腹が立って投げたんじゃないです?笑」






「・・・・・・」









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