〈陽菜乃視点〉






ウサギに甘えたメールを送ってしまい

「情けないな…」と呟きながら仕事をしていると

スマホが震え取り出してみると

ウサギから夜に行くと連絡がきていて





「・・・・くる?」





スマホを握る手にギュッと力が入り

直ぐにポケットへとしまうと

ファイルを手に取り少しでも早く帰れるように

仕事に集中した…







サクラ「もう地獄ですね…」





「昨日よりかは30分早く終わってよかった…」






20時半に仕事が終わり桜とエレベーターを

降りながら「また明日ね」と別れると

早足で自分のアパートへと向かって帰り

冷凍食品のエビピラフをレンジにかけている間に

シャワーを浴びに浴室へと入り…






「・・・・使ってみようかな…」






桜から「オススメですよ!笑」と

2月にお試し用の使い切りボディーソープを

渡されていて、ずっと使ってなかったけれど…





ウサギとはこの前の週末は

お互い仕事と教習所で会う事が出来ていなく…

久しぶりに一緒に寝るから使ってみようかなと棚から取り出した






「・・・・あっ!いい香りだ…でも…なんか…」






桜お勧めのボディーソープは

甘いキャンディみたいな香りがして

29歳の私が使うには若すぎる気もしたけど…






サクラ「先輩の彼氏は年下ですよね?喜びますよ?笑」






桜の言葉を思い出し

大丈夫かなとソワソワしながら

脱衣室からでて温めていたピラフを取り出して

食べ終わり時計を見てソロソロかなと

玄関の扉を開けて顔を出すと…







ハルト「・・・・・・」






「・・・・ぉ…おつかれ…さま」







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