・
〈ハルト視点〉
じーちゃんと朝から畑に出て作業をしていると
ばーちゃんが温かいスープを水筒に入れて持って来てくれた
ハルト「あぁーなんか体がポカポカしてくるね」
祖母「今日は寒いからね」
俺は、ばーちゃんに「見て見て!」と自分の
育てている畑を見せて説明をすると
ニコニコと笑っていてくれてて…
( 出て行くなんて言ったら悲しむよね… )
家に戻ってからヒナの家に行く準備をして
机に乗っている求人案内誌を手に取り
パラパラと開いていくと
自分で赤丸をつけていた箇所を見てタメ息を吐いた…
ハルト「この時は…楽しみだったのに… 」
ヒナに会いたい気持ちと…
会いに行って部屋の話を進めるのが怖い気持ちがある…
俺は中々立ち上がる事が出来ずに
ベッドの上でしばらく考え…
起き上がると準備した荷物は持たずに
「出かけてくる」とじーちゃん達に声をかけて
さっきまでいた畑に一人で戻って行った
冷たい風が吹く中
畑の角に座りスマホを取り出してから
ヒナに風邪をひいたと嘘をつき
会いに行けないと連絡した…
直ぐに既読になって【お大事に】と
返ってきたけれど何も返事を返せれずに
それから一時間ほど畑に一人で座っていた…
・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます